Tリーグが世界に先駆けてビデオ判定・チャレンジを導入しよう!

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上の記事でも書いたように、日本ペアが不運な判定からズルズルと敗れてしまいました。これをきっかけに日本でもビデオ判定・チャレンジを導入して欲しいという声が強まりそうです。

ビデオ判定を導入する3つのメリット

審判が楽になる

ビデオ判定を導入することで審判が楽になるメリットが一番大きい。時速70キロを超える速度であんな小さな球が飛び交う競技を人間が目視でジャッジするのは困難です。

審判だって悪意をもって誤審をしているわけではない。私たちと同じ、普通の善意の人間です。卓球をやっている人であれば誰でも審判の経験ありますよね。いくら集中してても、判断不能な時はあるじゃないですか。誤審はしょうがないんですよ。(ただし今回の誤審は中国系の審判だったそうで、それは別問題)

審判の負担を軽くして、審判が批判されないようにするという意味で、ビデオ判定は大きなメリットがあります。選手だけじゃなくて審判も助かる。

誤審された側が助かる

これは言うまでもありません。省略。

誤審によってポイントを得た側も助かる

誤審によって得をしてしまった相手の中国ペアに対してアレコレ言う人がネットではいるようです。正直、私はそういうのは嫌い。一瞬のことだから見逃しちゃうことはあります。しかもあれだけ審判&コーチが自信を持ってネット!って言ってるんだもん。18〜20歳の子ならそうなのかな?って受け入れちゃいますよ。

ちなみに今回の世界卓球で、日本の加藤美優選手が誤審に巻き込まれて「エッヂって気づいてたに違いないから自己申告すべきだった」と一部で批判されていました。

誤審によってポイントを得た側も得をしない。それが誤審なんですよ。

Tリーグが真っ先にビデオ判定を導入して欲しい

日本が世界に誇る卓球リーグ「Tリーグ」で、世界に先駆けてビデオ判定を導入すればいいんですよ。そうすれば世界卓球連盟も実例が出来て、ワールドツアーや世界卓球で導入しやすくなるはずです。

実は日本って卓球のルールをこれまでもいくつか変えてきています。

2001年に導入された11点制度は、日本の実業団リーグである「日本リーグ」が先駆けです。日本リーグの日本生命(現Tリーグ)の村上恭和監督(前日本女子監督)が提唱して日本リーグに導入され、それがきっかけで世界標準のルールになったという経緯があります。

1試合に1回だけ取れるタイムアウトも、同じく日本リーグが最初に始めた制度です。(https://www.jttl.gr.jp/aboutjttl/)

ってなわけで、Tリーグがビデオ判定を導入しちゃいましょうよ。11点制度の導入に関わった村上恭和さんはTリーグの日本生命の監督でもあるわけですし、先進的な試みに対する理解は強いはず。TT彩たまの坂本監督も新しいことが大好きっぽい御仁。

20年後ぐらいに「そういえばビデオ判定ってTリーグが最初に始めたから世界標準になったんだよね」みたいな感じになってることを祈ります。