馬龍・樊振東・許昕が中国男子の東京オリンピック代表になりそう

いよいよ1年を切った2020年東京オリンピック。
今日は中国男子の代表がどの3人になるのかを考えてみます。

前提

シングルス2人+団体1人=合計3人
混合ダブルス出場者もこの3人から選ぶ

結論

馬龍・樊振東・許昕の3人で決まりそう。

馬龍の華麗なる復活に、好調を維持してランク1位に返り咲いた許昕、そして最近は不調ながらも本来はエース格の樊振東。

この3人が超有力です。

馬龍はほぼ確定か

怪我で2018年8月から戦列を離れていた馬龍ですが、今年の世界卓球直前に復帰してからの活躍は言うまでもありません。世界卓球男子シングルス3連覇の偉業を成し遂げて、名実ともに歴史的な選手の仲間入りを果たしました。

30歳を過ぎてこれだけやるとは…。
今年の年明けの時点では引退説まで流れていましたからね。

許昕は団体、混合ダブルスとして有力

そしてダブルスで重要な左枠として、許昕が選ばれそうです。

世界卓球ではフランス・ゴジにそうそうに敗れるという波乱はあったにせよ、全体的に今年は好調を維持していて、あれよあれよという間に世界ランク1位に返り咲いてしまいました。

先日の札幌で開催されたジャパンオープンは許昕のための大会と言っても過言ではないほどの活躍っぷりで、シングルス・男子ダブルス・混合ダブルスの3冠。ダブルス上手すぎなんですわ!

同じ左では林高遠という存在がいますが、実績重視の中国であれば許昕を選ぶでしょう。ある意味、この人が一番代表に内定している感じ。

樊振東も何だかんだで選ばれるはず

世界卓球では同士討ちで同じ中国の梁靖崑に敗れ、その後もいまいちパッとしない樊振東。順当にいけば絶対的なエースとして迎えるはずだった東京2020ですが、ちょっと雲行きが怪しくなってきました。

以前のような弾むようなフットワークが失われたとか、バック面を粘着ラバーに変えて慣れていないとか、不調の原因は色々と語られています。

ただ樊振東を選ばないで代わりに誰を選ぶんだって話になると、消去法で樊振東になっちゃうんですよね。梁靖崑や林高遠では心もとない。

その他の候補

林高遠

左なのでダブルスなどで使い勝手はいい。しかし許昕がこのままの調子を維持できれば、林高遠の代表はまず無いでしょう。また痛恨の大逆転負けを連発してしまうマイナスイメージも定着してしまいました。

梁靖崑

世界卓球2019銅メダル。丹羽との準々決勝は大会ベストゲームでしたね。右なので樊振東の代わりに選ばれる可能性は0ではない。

王楚欽

左の19歳。世界卓球では馬龍と組んだ男子ダブルスで優勝しました。そこがアピールポイントではありますが、まあ2020はないでしょう。2024パリに向けて左候補の一角にはなりそうです。

中国男子強いぜ

2020の中国男子の代表を予想してみました。やっぱり強いね中国は。このメンツに日本が勝って金メダルを獲得しているのは、なかなかイメージが湧きづらい。

半年ほど前の時点では樊振東、林高遠、梁靖崑の3人が代表って可能性もありまして、このメンツならワンチャン…という期待もありましたが、30歳超えの2人が復活して厳しくなりました。

張本、水谷、丹羽の3人で決まりそうな日本男子代表がどこまでやれるのか。っていうか最近不調の日本男子では、決勝に残れるのすら雲行きが怪しいです。