世界卓球2019はサーブフォルト祭り&誤審で選手が泣き出す試合も(みまひまも犠牲に)

(追記)

前半戦は誤審やサーブフォルト祭りがあった世界卓球2019ですが、最後の大トリ我らがみまひなペアも誤審に飲み込まれてしまいました。

f:id:PingPONG:20190428230705p:plain
全然ネットに当たっていない

世界卓球2019女子ダブルス決勝戦。ゲームカウント2-2で迎えたナインオール(9-9)で、早田ひなの打ったサーブがレットの判定。

レットというのは「今のプレーはノーカウントですよ」という意味の卓球用語で、サーブがネットに当たっているのも含まれます。

でも当たってないよー。
全然当たってない。

下でも書いてますが、卓球はそろそろテニスや野球みたいにチャレンジ制度を導入すべき。チャレンジが失敗したらもう使えない、成功したらまだ使えるっていう風にすればそこまで試合時間も伸びないはず。せめて世界卓球のベスト8レベルでは導入して欲しいですね。

審判だって辛いですよ、こんな激しく小さなボールが飛び交う競技で完璧なジャッジをするのは。
そろそろ他の方法で審判をサポートしないと、審判もそうだけど一番は選手がかわいそうだ。

(追記終わり)

(以下最初に書いていた記事)

選手だけでなく見ている方もイライラしてしまう。
それがサーブフォルト。

世界卓球2019の序盤ではサーブフォルトが厳格になっている気がする

サーブフォルトはようするにサーブの反則で、レシーブ側に1点が与えられます。

1.トスをまっすぐ上にあげていない
2.トスを16cm以上あげていない
3.ボールが身体で隠れている

サーブフォルトはだいたいこの3つ。特に揉めるのは1ですね。

実例

2回戦のハンガリーの地元選手(ペルゲル)vs加藤美優。相手の選手が立て続けにフォルトを取られたシーン(24:45と26:08
)。

www.youtube.com


まあ確かにまっすぐかって言われれば、まっすぐじゃない。でもこれは卓球界で普通なんですよね…。難しいところ。

一度指摘されたらあからさまにまっすぐ上げて、とりあえず審判の気をなだめる選手も多いんですが、ヨーロッパ選手はかまわず普通に出し続ける人が多く感じます。

今大会はサーブフォルト率が高くて、あんまり良くない雰囲気になっている。選手vs審判で意地になってしまっている試合も見受けられるし、ちょっとどうにかして欲しいところ。

ちなみにハンガリーの地元選手は試合中に泣き出してしまう

サーブフォルトを取られまくっていた地元選手(ペルゲル)ですが、最終的に泣き出してしまいます。きっかけはフォルトではなく、明らかな誤審。どう見てもエッヂで入ったのに加藤選手のポイントになってしまう。

上の動画の30:52から。

これは明らかにエッヂです。明らか。しかし審判は加藤選手のポイントを宣言。

f:id:PingPONG:20190424134551p:plain

縦アングルならもう誰が見てもどう見てもエッヂ。しかし横アングルからだと、案外わかりづらいかもしれませんね。加藤選手からも見づらいかも。

これをエッヂと判定してもらえなければ、そら感情崩壊しちゃいます。ただでさえフォルト祭り。しかも地元開催の世界卓球。男子選手なら激怒、女子選手は涙パターンですよ。

ペルゲルはこのゲームを大逆転で取るんですが、空中に上がったボールをラケットで叩いたから?なのかイエローカードまで出てしまう始末。もうむちゃくちゃ汗。

f:id:PingPONG:20190424134656p:plain

審判団への抗議もあってゲーム間が5分ほど空いてしまいました。結局加藤選手が勝ちましたが、相手選手は加藤とは握手をするものの、審判とは握手せず。なんだか後味の悪い試合になってしまいました。

そろそろ卓球もチャレンジ制度が欲しいですね。こんなに高速にボールが動くスポーツで、審判が100%正確にジャッジするのは無理ですよ。審判も辛い。