謎ラケットメーカー「Darker(ダーカー)」
今の若い人の間では知る人ぞ知る、みたいなポジションの「Darker(ダーカー)」。実は50年以上の歴史がある老舗ラケットメーカーなのだ。
バタフライとは対極にあると言っても過言ではないDarkerさんの魅力をお伝えするのに、多くの言葉はいらない。以下の4つのツイートを見て頂ければ、なんとなく雰囲気は察して頂けるはず。
スピードシリーズの廃番品です。皆様のご要望にお応えしてお作りしましたが、訳が分からなくなりやめてしまいました。もう今となっては違いすらよく分からないラケットです。 pic.twitter.com/9ocYgZOkZE
— darker(卓球) (@darker_xghtn153) December 18, 2018
昔はポイントカーボンというラケットも出してましたが、あまりにも作るのが面倒でやめてしまいました。こだわり過ぎてダメになる典型的なパターンのラケットです。 pic.twitter.com/O9wHP1KjsY
— darker(卓球) (@darker_xghtn153) December 17, 2018
日本で一番弾かない!ラケットを作って欲しいと頼まれたので、夏休みの宿題な感じで作ってみました。本当にこんなに弾かなくていいのかなぁ?写真は成型する前の合板です。ちなみに木材は、柳とウォールナット、黒く見えるのは特殊素材です。 pic.twitter.com/a6FlHqiqFp
— darker(卓球) (@darker_xghtn153) August 13, 2018
日本一弾かないラケット!と思って作っているラケットの完成が近づいてきました。グリップの裏にある緑の素材は特殊衝撃吸収材です。どこまでも弾かなくするために頑張ってます。出来上がりましたら動画を作りますので、皆様の感想をお聞かせください。 pic.twitter.com/dep2TTeptL
— darker(卓球) (@darker_xghtn153) September 4, 2018
昔はスピード、最近ではリベルタシナジーなどが有名
ダーカーは国内工場で、社長さんが一本一本手作りでラケットを作っているそう。
用具マニアの卓球王国ゆうさんがお気に入りのメーカー?の1つのようで、ゆうさんブログや卓球王国紙面ではちょこちょこ登場するダーカー。リベルタシナジーなどは比較的若い世代でも知っている人は多いはず。
皆様投票ありがとうございました。
— 左利きの人 (@7clipperwood) December 12, 2018
それでは登場していただきましょう、新ラケットでリベルタシナジーFL。 pic.twitter.com/29HdfEDdbP
以前はスピードという日ペンラケットが代表作で、6人の世界チャンピオンが使っていたそう。
日ペンラケットのイメージが強く、最近はほとんど話題に登ることも無くなっているダーカーだが、こういう小規模でチャレンジングでちょっぴりおちゃめなラケットメーカーがあってもいい。これからも末永く続いて欲しい。
ダーカーの魅力にもっと迫る
よくわからないキャンペーン
ダーカーの公式ネットショップ。
DARKER Special Products |
キャンペーン1
友達と一緒にラケットを買いませんか?お買い上げいただいた際、自分の住所以外の住所と氏名をお書きいただくことで、2カ所目の住所にお送りするラケットが無料になります。【1本買っていただくと、お友達のラケットが無料になります】 対象ラケットはアルバ23、ウイロー中ペンです。
なんか凄い。わけがわからない。アルバ23を買うと、友達に1本無料で送れるらしい。
アルバ23 (お友達と一緒キャンペーン商品) | ラケット,23シリーズ | DARKER Special Products
表、裏で弾み方が異なるラケット
昔出していたA面、B面があるラケットです。A面の方が弾くんですよね。グリップの柄も違ってます。ダーカー社の狙いどころが、マニア心をくすぐります。ちなみにバック面を弾かなくすると、相対的にフォア面も弾きが悪くなってしまいます。 pic.twitter.com/LUexFUOpH5
— darker(卓球) (@darker_xghtn153) August 24, 2018
今度出るXIOMのアイスクリームもこんな思想で作られている。ダーカーは時代を先取りし過ぎたんだ!
時代には乗りたい願望がある
動画を作ってみました。明日youtubeでupします。ダーカーも時代の流れに乗ろうと思ってます。 pic.twitter.com/do43Fw8Lfq
— darker(卓球) (@darker_xghtn153) July 9, 2018
なんかかわいい。ちなみに出来た動画がこれ。
若作りを意識
こんなTシャツを作ってみました。ユニフォームにも使えるように公認登録をしています。ダーカー社も若返りを目指しています! pic.twitter.com/xGkA1rXgmo
— darker(卓球) (@darker_xghtn153) June 7, 2018
ロゴのフォントがちょっと左右に伸びすぎている気がする。もっと細く。
失敗もよくある
柳材のカット用ラケットを作ったのですが、反り(そり)が出てしまったのですべて廃棄です。柳材はロスが多く、生産効率が上がらなくて大変です。木材業界では柳材は「暴れる」と言うそうです。打つと優しい打球感なんですけどね... pic.twitter.com/Vr8mTbevnm
— darker(卓球) (@darker_xghtn153) June 1, 2018
まあこれはどこのメーカーでもそうでしょうね。木を加工して平面なラケットを作るって、考えたら凄い作業だ。
ダーカーはグリップの糊付けも手作業
がんばって作っています。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、もうしばらくお待ちください。目標は6月の一週目です。写真はペンホルダーのグリップ止めです。大手さんでは機械なんですけどね...。言い方を変えると完全手作りです! pic.twitter.com/TggYYIVgR3
— darker(卓球) (@darker_xghtn153) May 24, 2018
こういう風な製作途中のラケットの写真、もっと見たい。
卓球王国試打動画
ダーカーは知名度のわりに結構たくさん登場している。
www.youtube.com
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以上、ダーカーについてでした。なんか応援したくなるラケットメーカーの1つです。