Tリーグ2ndシーズンで優勝するチームは?女子編

総評:木下アビエル神奈川が独走しそう

木下アビエル神奈川が今年も独走するという、ありきたりな総評に落ち着く。
そのぐらい木下アビエル神奈川は強い。

対抗場の日本生命はダブルスを根本的に改善しないと優勝は難しい。

個人的な期待はトップ名古屋。地味メンツでも勝てるという実績を作って欲しいところ。

木下アビエル神奈川

今年は去年以上に独走する可能性がある。
優勝候補の筆頭。

昨シーズン14勝の袁雪嬌が退団して、シングルスは大幅な戦力ダウン。
ただしそれ以外は大きな変動なしで、今年もリーグ優勝の最有力候補。

シングルスは袁雪嬌の穴を石川佳純と杜凱栞のダブルエース体制で乗りきれるはず。

ダブルスペアが安定しないのが唯一の弱点とも言えるが、エリアカの長崎&木原ペアを中心にやりくりできる。

日本生命レッドウルフ

昨シーズンのダブルス最強ペアが退団して、非常に苦しい台所事情。
2位はキープできるかもしれないが、木下アビエルに食い下がるのは難しいかもしれない。

シングルスは大きな変動なし。
エース格の平野美宇は代表選考レースを優先して、2019年内はワールドツアーを優先する意向。
ただし去年も平野はあまり出場していないし、そこまで大きな痛手ではない。
田志希、于梦雨(ユ・モンユ)の加入もあってむしろ去年よりも層は厚い。

問題はダブルス。
昨年の最優秀ペアだった常晨晨、蒋慧が中国卓球協会の意向で揃って退団。
大幅な戦力ダウンを強いられている。

ダブルスが大きなカギを握るTリーグでは、現時点での戦力で優勝するのは難しそう。
戦力補強をするか、ダブルス専業ペアを固定するしかない。

エース早田ひなをダブルスでも使うのはどうだろうか。

トップ名古屋

ダークホース的な存在になれるかもしれないのがトップ名古屋。
メンツ的にはリーグ屈指の地味さながら、AA〜Aの面々が地味に強い。

注目はAランクの森田彩音
初戦で石川佳純と善戦し、開幕2戦目では昨シーズン全勝MVP早田ひなに2勝。
左キラーとしてシーズン通して活躍するかもしれない。

他にもフォア表+バック粒という特殊戦型の出澤杏佳(AA)をはじめとして、鈴木李茄(AA)、山本笙子(A)、笹尾(A)と面白そうなメンツが揃う。

1人大物を補強してシングルスの勝ち星を計算できるようであれば2位も狙えそう。
現有戦力でもハンイン(S)が頑張ってくれるかも。

(追記)
チェンイーチン(鄭怡静)、梅村 優香、ソヒョウォン(徐孝元)の加入が決定。

鄭怡静はシングルスで相手エースと対等にやりあえるだろうし、梅村は左なのでダブルスの幅が広がる。

ちなみに森田と梅村の中央大学ダブルスペアは、2019タイオープン準決勝で佐藤・橋本ペア(2019世界卓球ダブルス銅メダル)を破って準優勝。

…強いんじゃないか名古屋?少なくとも2位は狙えるポジションに来た。

日本ペイントマレッツ

加藤美優、フォンティエンウェイのWエースは健在。
この2人が爆発的に勝てれば2位も狙えなくはないが、うーんどうだろう。

李皓晴もいるし、タイのスターシニーを補強するなど目の付けどころはいい。
トップ名古屋よりは戦力充実な気もするが、いかんせん決め手にかける。

順当にいけば今年も3〜4位に落ち着きそう。