世界卓球2018、日本は中国に勝てる可能性があるのか?

いよいよ今年も世界卓球の団体戦が始まりました
2000年以降で史上最高との呼び声も高い男女の卓球日本代表

日本代表が中国に勝てる可能性は何パーセントぐらいあるのでしょうか?
50%?それとも30%でしょうか?

現実は厳しい

実際は5%にも満たないと私は思っています
そのぐらい中国の壁は果てしなく高い
団体戦で中国に勝つというのはもはや不可能なんじゃないかと思ってしまうぐらいのハードルの高さです

男子は20回ぐらい団体戦すればもしかしたら一回勝てるかもしれないと期待させられるだけの顔ぶれになりました
なんといっても怪物張本くんの登場が大きいです
これまでは中国から勝ち星を取れる可能性があるのは事実上水谷だけでした
そこに水谷より中国に勝つ可能性がある張本くんが登場したことにより、もしかしたらという期待感を抱かずにはいられません
特に世界卓球の直前に日本で行われたアジアカップで、まさかまさかのファンジェンドンに対しての勝利は驚きました
そのような番狂わせは本番では起きることは考えづらいです
しかし張本くんだったらなんとかなるんじゃないかという期待感はふつふつと湧き上がってきます


それでも勝率は男子で5%、女子はさらに低いと考えています
なぜでしょうか?

平野美宇アジア選手権で中国トップ3を立て続けに破って優勝したあの衝撃的な事件においても、結局その後行われた本番世界選手権シングルスでは丁寧に全く太刀打ちできませんでした。
2016年のリオデジャネイロオリンピックの直前に行われたアジア予選でも、伊藤美誠が丁寧を破っています
でも本番では中国に対して手も足も出ませんでした

いずれも日本選手が中国のトップ選手に勝ったのは7ゲームマッチではありません
5ゲームマッチです
それも世界選手権やオリンピックなどの本番ではなく、そこまで中国選手が気合を入れてない大会ばかりです
本番でしっかり準備・対策をしてくる中国選手には、全く歯が立たないというのが今の現状です

冷静に客観的に今の日本と中国の差を見ると、誰もがこのような結論になるでしょう
そのぐらい中国は強いし圧倒的格上です

ダブルスがあるオリンピックの方がまだ勝ちやすい

世界選手権は5試合とも全てシングルスです
1試合ダブルスがあるオリンピックよりもさらに厳しい
ダブルスであれば日本はスペシャルなペアを出せば、まだ勝ち目はある
例えば女子だったら伊藤・早田ペアなら十分に勝ち目はあります

そこで1点取って、残り2点を平野や伊藤の爆発力にかける
こういう期待ができます
でも世界選手権は5シングルス
とんでもない奇跡が連続で起きないと3点は取れない

だからこそ応援のしがいがある

超悲観的なことばかり書きましたが、絶望的な相手だからこそ応援のしがいもあるんですよね
リオの男子決勝vs中国戦は本当に熱かった
水谷がシングルスでキョシンに勝った時「ダブルスさえ取れば金もあるぞ」と日本中の卓球ファンが白熱したはずです

たとえ負けるにしてもいつものように0-3で負けてほしくはない
2020年の東京オリンピックにつながる1点でも2点でも欲しい

そのぐらい2020年の東京オリンピックは特別です
張本や平野・伊藤・早田などの若い世代が、今以上に伸び代を持って迎えられる地元開催のオリンピックです
ここで勝たなきゃもう2度とこんなチャンスは来ないんじゃないかと思えるぐらいのビックチャンスです

まずは決勝に進出してもらって本気で中国を焦せらせるような熱い試合をしてほしいです
頑張れ日本!