韓国の鄭栄植(ヨンシク)が兵役へ 東京五輪はどうなる?
残念なニュースが入ってきました。
韓国の鄭栄植(チョン ヨンシク)が兵役につくようです。
今シーズンのTリーグはもちろん参加できません。
韓国卓球界を引っ張ってきたヨンシクの、競技人生の集大成ともなるはずだった東京オリンピックの出場はどうなるのでしょうか?
残念ながら入隊のため、来シーズンは不参加となりました!
— 坂本竜介/Ryusuke Sakamoto (@ryusukesakamoto) May 16, 2019
シーズン通して活躍してくれ、T.T彩たまのマスコット的存在として頑張ってくれました!
今でも事あるごとに連絡をくれます!
ヨンシクがオリンピックに出場し活躍出来ることを心から応援しています!
Fighting!https://t.co/nCAovqt1qu pic.twitter.com/2nxd1ZLILY
30歳→28歳に入隊時期が早まった
ヨンシクは1992年1月20日生まれで、2019年5月時点で27歳。韓国兵役は30歳まで延長できるシステムだったのですが、2018年より原則として満28歳になるまでに兵役に就かなければいけなくなったそうです。
おそらくオリンピックが終わってから入隊しようと思っていたけれど、制度が変わって28歳に早まってしまったため、ここで決断したのでしょう。4月の世界卓球が終わってから入隊しようと決めていたのではないでしょうか。
ちなみにイサンスが歳上
イサンスは1990年8月13日生まれなので、2019年5月時点で28歳。もうすぐ29歳なんですよね。おそらく特別に兵役を30歳まで伸ばせているんじゃないでしょうか。世界ランクでイサンスの方が上位だから?今は2番手ですが、ずっと韓国トップを維持していましたからね。世界卓球のメダリストでもあるし。
ヨンシクは一時期ランクをめちゃくちゃ下げてたのが響いたのかもしれません。
兵役は18〜22ヶ月
兵役は陸軍・海兵隊が18ヶ月、海軍では20ヶ月、空軍が22ヶ月。
特に希望がなければ陸軍に配属されるみたいなので、ヨンシクは18ヶ月(1年半)の兵役に就くことになりそうです。
仮に2019年7月に入隊すると、2020年12月いっぱいまで兵役を務め上げることになります。
軍隊のスポーツ舞台「大韓民国国軍体育部隊」に卓球がある!?
ヨンシクの兵役が終わる頃には、東京オリンピックはすでに終わってしまっています。もうヨンシクの姿はオリンピックで見られないのか…と嘆いていたのですが、もしかしたら大韓民国国軍体育部隊で卓球選手として活動を続けるつもりなのかもしれません。
大韓民国国軍体育部隊は韓国軍隊のスポーツ部隊で、サッカーや野球などの選手がチームを組んで国内リーグにも出場しています。韓国版のWikipediaを確認すると、卓球もある!
Google翻訳さんによると、卓球の文字が…!?
種目別部隊
全33種目を運営している。2京畿大
・卓球
2京畿大ってなんやろ?京畿大学校?わからない。でも野球などと並んで卓球もあるってことは、希望が持てる。その競技の代表レベルであれば配属される可能性があるらしいので、ヨンシクは当然クリアでしょう。
3人の枠にはなかなか入れないかも
もし大韓民国国軍体育部隊で現役を続行できたとしても、オリンピックの代表枠は3と狭き門。
張禹珍(ジャン・ウジン/WR9) 、李尚洙(イ・サンス/WR10) 、林鐘勲(WR16)に加えて世界卓球で衝撃の銅メダルを獲得した19歳のアンジェヒョンも台東してきました。
現在はWR19のヨンシクですが、環境がガラッと変わるのはマイナスでしかありません。
代表枠を獲得するのは難しいかもしれません。
おそらく日本で一番愛されている韓国卓球プレイヤー、ヨンシク。
もう彼の姿をオリンピックで見ることは無いのでしょうか。
振り返れば2016年のリオオリンピック、男子シングルス4回戦。
金メダルを獲得した馬龍相手に、2ゲームを先取。
2-3となった6ゲーム目は10-7でゲームポイントを握るも、逆転されて試合終了。
号泣していた姿が今でも記憶に残っています。
馬龍をして「一番苦しかったのはヨンシク戦」と言わしめたあの試合に勝っていれば・・・メダル獲得で兵役も免除されていた別の未来があったかもしれません。