大会中に韓国・北朝鮮がまさかの南北合同チーム結成
大会中ってところに驚きを隠せません。
世界卓球2018、準々決勝の試合直前に対戦するチーム同士が合併するという珍事が起こりました。
大会前に合同チームならわかります。
この間の平昌オリンピックでもありましたし。
でも「大会中」ってのはさすがに他の競技含めて前例が無いんじゃないでしょうか?
しかも対戦相手が日本なので厄介なことになっちゃった。
戦力は間違いなくアップ
戦力的には間違いなく強くなっています。
韓国側…徐孝元(セオ・ヒョウオン)
北朝鮮側…キムソンイ
このエースカットマン2名は間違いなく出場でしょう。
残り1人は韓国の梁夏銀でしょうか。
(追記:北朝鮮はキム・ナムへ、チャ・ヒョシム、キム・ソンイ。韓国は梁夏銀、田志希がベンチ入り決定だそうです。徐孝元は外れる。合同チームで世界ランクは最高位なのに、本人は納得するんでしょうか?うーん…。)
やっぱり警戒すべきはキムソンイです。
日本の卓球ファンなら誰しもが忘れないリオのシングルス。
石川佳純を初戦で、福原愛を3位決定戦で破って銅メダルを獲得した強敵カットマン。
北朝鮮は国際試合にあんまり出ないので世界ランキングは低いですが、厄介極まりないです。
ただ、日本女子はリオの後にカットマン対策をかなりやりこんできました。
石川佳純もキムソンイにリベンジしてるし、伊藤も上手い。
この2人が2点使いされてる以上は大丈夫だと思います。
勝てるはず。
日本が勝たないと揉める可能性がある
正直言って、大会中にこういうことはやらないほうがいいと思う。
もちろん朝鮮半島の状況が改善すれば日本の安全保障上のネックが1つ消えることになるわけで、それは大歓迎です。
スポーツが平和を演出することもアリなのかもしれません。
ただ、あまりにも超法規的すぎる…だって大会中ですよ。
超法規的措置は100歩譲っていいとしても、そのチームが勝っちゃうと絶対こじれます。
特に対戦相手が日本ということで、もし日本が負けてしまえばこの問題は国内では尾を引きそうです。
ネットを中心に荒れまくるでしょう。
卓球をネタにして荒れているのは見たくないです。
だからこそ日本が勝って、全て丸く収めて欲しい。
そう願っています。
追記:選手や卓球連盟関係者のコメント
私達は練習の成果を披露しに来た。その最高の舞台が対中国戦だ。棄権して帰るわけにはいかない。
— 宮崎義仁 (@donata_japan) 2018年5月3日
宮崎さんも色々と思うところがある模様。
【女子団体】ウクライナ戦の監督・選手インタビュー|卓レポ.com
平野 (統一コリアのことを聞いて)すごいびっくりして、途中でそんなのあるんだと思って。急に仲良くなったんだと思ったんですけど、相手に勝つということは一緒なので明日も勝ちたいです。石川 大会が始まる前からではなく、いきなりの統一チームということで正直、すごく驚きもあります。(中略)キム・ソンイとの対戦は楽しみにしています。ワールドカップでは勝ちましたが、やはり世界選手権でリベンジしたいという気持ちがあるので、何回やってもリベンジという気持ちで戦おうと思っています
伊藤 明日は統一チームですが、私は楽しみだな、面白そうだなと思っているので、早く試合をしたいなという気持ちです。
3人の個性がそのまんま凝縮されてるコメントになってます。
平野の「急に仲良くなったんだ」ってコメント最高笑。
石川はやっぱりキムソンイを強烈に意識してるようです。ぜひ石川vsキムソンイが見たい。
そして伊藤はやっぱり頼もしい。
この3人ならやってくれるでしょう!
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