「5枚合板にしては飛ぶ」って?

「5枚合板にして飛ぶ」とか、「7枚合板にしては柔らかい」とか。
そういうのラケットのレビューでよく見かけますよね。

あれ、個人的には非常に疑問を感じています。
まあ自分もたまにそういうこと書いちゃうんだけど。

5枚合板だから柔らかくて飛ばないとかっていうのは、もう20年前ぐらいの感覚なんじゃないのと思うんですね。
例えばSTIGAだったら5枚でめちゃくちゃ飛ぶやつっていっぱいあるじゃないですか。
STIGAの7枚合板の代表的な物っていったらクリッパーウッドがありますけど、あれより飛ぶ5枚合板って STIGA自体がいっぱい出しちゃってるんですよね。

そんなわけで、5枚だから飛ばないとか、7枚だから飛ぶとか、そういうのってあんまり関係無くなってる時代なのかなって思ってます。
7枚合板の方が接着剤の層が多いのでどうしても硬くなりがちだとか、木の枚数をいっぱい使うから重くなりがちだとか、まあわからなくもないんだけれども。

そういうのって作り方次第で変わるし。
カーボン入ってるから飛ぶとも限らないし。
P900みたいに9枚合板なのに柔らかくてあんまり飛ばないやつとかも出てるし。
そもそも初心者が最も手にとるラケットが7枚のSWATですしね。

もう5枚だからー7枚だからーカーボンだからー、っていう括り方はちょっと古いのかな。