androのラザントが全て廃盤という衝撃的なニュース

ティザー広告のように「重大発表」を予告していた、国内でも一部熱狂的ファンのいたドイツの卓球用具メーカーandroからなんと主力ラバーシリーズであるラザント(Rasant)シリーズが全て廃盤になるという衝撃的なプレスリリースが出された。

http://www.andro.jp/?post_type=event&p=3956
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マジですか…


ラザントと言えばandroの屋台骨を支えている主力ラバーシリーズ。
ぐっちぃ氏のWRMが一押しすることで初中級の卓球マニアの間で支持されてきた。
まさか全て廃盤になるとは予想だにしていなかったので驚き。

もしこのままラザントの後継が出ないとすると残るはプラクソンシリーズのみとなってしまうわけで、ちょっとandroのラバーのラインナップは歯抜けどころかガタガタになってしまう。

おそらく後継が出るのだと予想されるがどうなのだろう。
続報があれば更新したい。

以下どんどん更新中。

後継ラバー「ラザンター」発表

ラザンターという名前で後継シリーズが無事に発表された模様。
いや驚いた。ラザントが売れなさすぎてandro国内撤退か!?ぐらいに思ってしまいました。早とちり。

しかしこのネーミングはどうにかならないのか。
似すぎてませんかね。

ぐっちぃさんとandro社長さんとの小芝居

WRMと言えばandroにとって最重要の広告チャネルみたいなところがあるのでぐっちぃさんがラザントの廃盤および新シリーズのラザンターの存在を事前に知らなかったはずは無いんですが、まあその知らなかったという設定でandro社長のジョージさんと電話で話すという小芝居。

www.youtube.com

ラザンターは2/7、2/8に卓球業者限定の試打会が行われるので春からの発売を前にレビューは見る事ができそうですね。
性能的にはラザントに比べて落ちるという事は無いでしょう。性能アップは間違いありません。

一番の問題は価格なんですよね。
正直ラザントは高すぎました。

トップ選手はあまり使っておらず、一般のアマチュア愛好家にとっては性能が未知数にも感じるラザントにそのお金を出すんだったら、トップ層にも定評があるファスタークとかにするよね、みたいな空気は確実にあったと思います。だからラザント使ってるのは日本では一部の中級のマニアに留まっていました。

TSPが取り扱っているとはいえXIOM(エクシオン)という一般的には認知度の低い韓国メーカーが作っているVEGA(ヴェガ)が初中級に爆発的に売れて地方の指導者からもマークVを差し置いて新入生に勧められるぐらい定着し、卓球王国の用具ランキングに確実に乗ってくるのに対して、androラバーが全くランクインしないのは何よりもまず価格の問題があったでしょう。プラクソンは安いけどスピード系テンションだし。スピンテンションで安いってのはそれぐらい大正義だった。

ということで「スピン系テンションで、最新のドイツ由来の技術を取り入れたラバーを、ヴェガに対抗できるだけの価格で出す」。
andro的にはこのような思惑があり新シリーズへの切り替えを断行したと思われます。

なので、少なくともラザンターの中でも初中級ターゲットにしたラバーは定価4000円台の前半で出してくるんじゃないかと。
中上級ターゲットレベルはエクシオンのオメガと同じく定価5000円超えてもいいと思うけど、とにかく初級レベルから使えるスピンテンションを実売3000円台半ばで出さないと、androラバーは今後も一部のマニアにしか受けない日陰な存在のまま。

さてどうなるか。
全ラインナップが定価5500円とかだと個人的にはずこーってなります。
旧ラザントビートあたりのラザンター版は絶対にヴェガDFと同じ定価4200円ぐらいで出さないと。