真のベストギアオブザイヤー2018
卓球王国が発表しているベストギアオブザイヤーは読者からの投票の割合が高く、あんまり実態は反映していない気がします。そこで卓球王国の売上ランキングを元に「真のベストギアオブザイヤー2018」なるものを調査してみました。
・裏ラバー
・シェーク
この2つのジャンルで、売り上げトップ10に入った2018年発売の道具が対象。裏もシェークも定番が売れ続ける中、2018年発売の新顔はどのぐらいランクインしているのでしょうか?
裏ソフト部門
4月 9位 ライガン
7月 10位 ライガン
8月 7位 ライガン
9月 10位 ライガン
10月 8位 ライガン
11月 6位 ライガン 9位 テナジー05ハード
12月 8位 ライガン
はい、明らかにライガンが裏ソフト部門の真のベストギアオブザイヤー2018です。
ライガン以外にランクインしたのはテナジー05ハードのみ。
V > 15 stiffは一度もランクインしていません。
ライガンとV > 15 stiffは価格もちょっと開きがあるし、対象も違うし、単純に比較できないのはわかる。でもV > 15 stiffが5年10年後にどれだけ卓球界に浸透して残っているのか、ちょっと疑問はあるんですよね。
いいラバーかもしれないけど、価格と性能のバランスを考えた時にどうなのか。どうなんだ。という点が気になる。
正直VICTASの裏ラバーに対して、ちょっとみんな懐疑的になってる感じはあるんですよね。「ちょっと高くてもバタフライがいい」「同じ価格ならニッタクがいい」みたいなイメージが定着しちゃった気はするんですよ。
逆にヤサカは初級者を教えるコーチ向けに絶大な信頼感を獲得できているので、ライガンは大ハマリ。今後5年は安定して売れることが確定でしょう。
ライガンは発売直後の4月にランクインして、7月に再ランクインしてからはずっとトップ10。発売直後に買った層が、そのまま3ヶ月後にまた張り替えた様子が目に浮かぶんですよね。こういう支持のされ方をしたラバーはずっと売れる。間違いない。
ってことで真のベストギアオブザイヤー2018はライガン。
シェーク部門
ティモボル CAF
ファクティブカーボン
このどちらかでしょう。ランクイン数はファクティブカーボンが圧勝なのだけど、まあ発売時期が違うし、ティモボル CAFは初回3位にランクインですからね。
バタフライの新素材ってことでランクインし続ける余地があるのはティモボル CAFの方でしょう。
3年後5年後も支持されているギアこそ真のベストギアオブザイヤーではないか
だいたい新製品を見ると「最初の話題だけで消えていく」ものと「定番となって売れ筋に残っていくもの」ってわかります。去年だったらロゼナは別格だったけど、ファクティブもドンピシャの性能&価格でヴェガヨーロのライバルになると誰もが思いましたよね。事実ファクティブはほぼトップ10を外さないラバーになりました。
今年だったらライガン。ヴェガヨーロ&ファクティブより安い3700円で、弧線バッチリの安定感性能。そら売れる。
2019年はどうなるか
個性よりも全体的な性能の良さ&使いやすさを今のユーザーは求めている気がします。2019年はどういった新製品が生まれるのでしょうか。
まだ1月は半分も過ぎていないけど、まあ2019年のベストギアはもうディクタス05と張本インナーフォースALCで決まったようなものですが、他社がまさかの大ヒットギアを発売できるのか。バタフライ渾身の裏ソフト&シェークにはさすがに勝てないでしょうが、キラリと光る未来の定番を出してくれることを期待します!