「どうすれば〜できるようになる?」←いや知らんがな。漠然とした質問の愚。
この記事を見て思ったこと。
それ、近道云々とか努力云々って話じゃない気がする。
「質問が漠然としすぎて、答えようが無さすぎ」っていう話ですよね。
一度もプレーを見せたことの無い相手に「どうすれば?」と聞くことの愚
卓球界には水谷選手のような超有名人から、ネット限定の有名人まで色んな人が活動している。で、その有名人のツイッターやブログを見ているといつも漠然とした、具体性のない質問がずらずらと寄せられている。
「足が動きません。どうすればフットワークできるようになりますか?」
「試合で勝てません。どうすればいいですか?」
「もう少しフォアの威力を出したいです。どうすればいいですか?」
こんな漠然とした質問されて、答えられるわけないんですよ。
一度もプレーを見たことがない相手から、こんな具体性0の質問をされて答えられると思っているのだろうか。こういう質問をいきなり相手に投げかけちゃうのは、努力が足りないとかそういう次元じゃなくて、たんに想像力が欠如しているだけ。ようするに頭があんまり良くない。
いつも一緒に練習している相手だったら、ある程度は自分の欠点がわかっているかもしれない。そういう人に対してならまだ許される質問。
でも一度もプレーを見せたことがない水谷選手などに対して「どうすれば?」って。ありえないですよ。
逆の立場(質問される側)になって考えてみる
ちょっと想像してみてください。
いきなり知らない人から「カレーがうまく作れません。どうすればいいですか?」と聞かれた時のことを。
いや、しらんがな。
って思いませんか?
だってその人がどういう風にカレー作ってるのか、さっぱり情報がないじゃないですか。
玉ねぎはどのぐらい炒めているのか、肉は何を使っているのか、カレーのルーは何なのか、あるいはスパイスから自作しているのか。
情報が無さすぎるんですよ。
そんな漠然とした質問されても、答えようがない。
せめて普段の作り方を説明されて「どこがいけませんか?」って質問されないと、答えられないでしょ。
卓球も同じ
卓球も同じです。
何の情報も相手に与えないで、どうすれば?ってありえない質問。
自分のプレーを見せるとか。
卓球歴やレベルを説明するとか。
あるいは「今は〜なやり方でやっているけれど、よくオーバーする」と現在のやり方を説明するとか。
もう少し具体的な情報を相手に与えないと、答えようがないんですよ。
道具の質問も同じ
卓球王国のゆうさんも前に似たようなことを愚痴ってました。答えようがない質問が多すぎると。確かにゆうさんのツイッターやブログを見ていると、想像力0な質問が並んでいる。
「(ラケット名)と(ラバー名)は合いますか?」
→知らんがな。質問者がどういうプレーしているのかによって合う合わないがあるから、答えようがない。
「今は厚ですけど、特厚に変えても大丈夫ですか?」
→いや知らんがな。厚を使っててどうなのか、なぜ特厚に変えたいのか、もっと具体的に書かないと。
「私には(ラバー名)が合ってますか?」
→答える側はエスパーじゃないんだから。しらんがな。中学生の初心者なのか、全国一歩手前の高校生なのかによって答えも変わるでしょう。合う合わないなんてわかるわけない。
質問する側は相手が答えやすいように努力する
多分想像力0な質問をする人は、たいてい中高生なんでしょうね。
普段の生活だったら親や先生が丁寧に答えてくるから、ネットでもその延長上で質問しちゃうんでしょう。
相手が答えやすいように、質問者も努力すべきです。
ネットでは大人も子供も関係ないです。
世間はあなたの先生・保護者じゃない。
・なるだけ自分の情報を相手に与える
・自分なりの考えを与える(「〜な理由で上手くいかないのではないか〜」とか)
最低限この2つを意識して質問してみましょう!