森薗の涙、張本の主人公感。2018Tリーグファイナル男子は木下マイスターが勝利

やっぱり王者は強かった!

木下マイスター東京がTリーグファイナルを制して、初代チャンピオンに輝きました。

開幕前、開幕直後は「木下マイスターが強すぎてつまらん」という声もありましたが、年末あたりから徐々に黒星を重ねて一時は2位転落もありうる状況に。予想以上に岡山、埼玉が粘りましたね。

シーズン途中から加入した変化カットマンおじさんホウエイチョウの活躍もあり、その後は持ち直して順当に1位通過。

ファイナルでもダブルスは戦前の予想通り落としたものの、シングルス3連勝。終わってみれば危なげなかったですね。岡山はベストメンバーを組めなかった。

岡山の功績は大きい

岡山リベッツとしては水谷、張本に勝っている若干17歳の林を出したかったところでしょう。しかし林は途中加入ということもあり、ファイナル出場規定を満たすシーズン8試合に出場していませんでした。

敗れたとはいえ、岡山が初年度のTリーグに与えた功績は大きいです。どう考えても木下が圧勝だろうという戦前の予想を覆して、わりと粘ってくれた。森薗政崇のダブルスがもっとも貢献度高いですが、ペア上田の安定感、ちょこちょこ勝ってくれたイサンスと林、そして延長戦で2度張本を下した吉村和弘。地味ながら、なかなかいいメンツだったと思います。

最後の張本智和-森薗政崇は熱かった!

いやあ森薗。最後盛り上げてくれました。

ほんと勝っててもおかしくなかったですけどねえ。随所に張本のエグいバックが決まって厳しかった。ありゃ届かなねえわ。負けた後、泣いてた?卓球界で一番熱い男じゃないでしょうか。あんたのそういうところ、好きだぞ森薗。

あんまり普段卓球見ない人たちも、楽しめたんではないでしょうか?会場の歓声もいい感じに盛り上がっているのがテレビ越しに伝わってきました。

張本智和はもちろんだけど、森薗政崇のような「見てて熱くなる選手」が日本卓球界にはたくさんいるので、ぜひぜひこれをきっかけに卓球にハマって欲しいなと思います。オリンピックとか世界卓球だけ見るのはもったいない。

来年は木下がさらに独走か?

木下マイスターがそこまで独走できなかった原因はもうはっきりしていて、ダブルスの弱さ。最初にメンツが発表された時に「左が水谷だけって大丈夫?」と思ったんですが、その不安が現実のものとなりましたね。

水谷がダブルスもシングルスも出るのは辛すぎますよ。

ってことで来季は確実にダブルスにも力を入れてくるでしょう。水谷がダブルスに出なくていいように、ダブルス上手い左を入れてくるんじゃないか。誰かって言わればさっぱり思いつきませんが、たぶん海外選手かな。

ダブルスを強化した木下マイスターに食い下がれるチームは、現状ではないでしょう。よほど大物を補強しない限りは。ボルとかオフチャロフとか短期でいいからどこか補強してくれないかな。チャンジーカも見たい!中国でアイドルやってる場合じゃないぞ。最後にTリーグで大暴れしてくれ。

まとめ:大いに盛り上がったTリーグ男子!

張本、水谷の2枚看板がフル稼働で、大いにTリーグ男子を盛り上げてくれました。まさかこの2人がここまで出てくれるとは思わなかった。ありがとう。

残るは女子。
こちらは正真正銘のフルメンバー同士の戦い。
正座して見守ろうと思います!