卓球の東京オリンピック団体戦の方式
徐々に2020年東京オリンピックの出場選手が絞りこまれつつある。
ってことで現時点の予想シミレーションを兼ねて、団体戦の方式も確認しておこうと思う。
団体戦はABCXYZ方式ってので行なわれます。ABC側とXYZ側のどちらかになるかはコイントスで決定。
ABC側
A シングルス2試合
B ダブルス&シングルス
C ダブルス&シングルス
XYZ側
X シングルス2試合
Y ダブルス&シングルス
Z ダブルス&シングルス
1 | ダブルス | B、C | Y、Z |
2 | シングルス | A | X |
3 | シングルス | C | Z |
4 | シングルス | A | Y |
5 | シングルス | B | X |
AとXが両チームのエースが出る…のだけれど
シングルス2点使いのAとXは、チームの事実上のエースが出るのが一般的。
ただし日本が対中国を考えるとそう簡単にはいかない。
なぜかというと今は伊藤美誠というシングルス、ダブルスのどちらでもエース的な存在がいるから。
伊藤を中心にオーダーを組む
現時点で最も中国選手への勝利が期待ができるのは伊藤美誠であることに、異論はほとんどないはず。
シングルスは伊藤が最も期待できる
シングルスでは伊藤以外はほぼ勝てる気配がしないのが現実。平野美宇が一時期期待させる感じはあったけれど、今はちょっと調子を落としてしまっているのか本来格下の選手にも取りこぼしが多い。石川は団体戦の安定感は凄まじいものがあるけれど、いかんせん中国選手に勝てていない。
オーダーが難しい
ということで、シングルスもダブルスも伊藤が最も期待できる選手なのが実情。これを踏まえたうえでABCXYZのオーダーを見ると、悩ましい。
伊藤をエース使い(AかX)にすると、伊藤が2回登場する前にチームが敗れちゃう可能性がある。特にXYZ側になると伊藤(X)は2と5試合目。これだとダブルスと落とした時点でもう伊藤まで回ってこない可能性が濃厚。
じゃあ伊藤を思い切ってダブルスに出すか?となるとこれも難しい。なぜなら伊藤のペアは早田ひな。怪我の影響もあるのかシングルス世界ランクは伸び悩んでいて国内8番手。来年までに国内上位3番手に入るのは100%無理と言わざるをえない。
3人目の代表は世界ランクでそのまま決めるわけじゃなく、議論して決めるようなのでダブルスを優先して早田を入れる可能性は0ではないけど、現実的には難しいだろう。
どうすりゃいいんでしょ。
中国に勝つには3点取らないといけない絶望
今年2018年の世界選手権決勝で、伊藤がリュウシブンに勝ってくれたけど、結局1-3。中国に団体戦で勝つには3点取らないといけないとう事実に、絶望を覚える。
これから伊藤も対策されまくるだろうし、やっぱり東京オリンピックで中国に勝てる可能性は3%〜5%とかそういう次元なのかなと。
可能性があるとしたら、伊藤がシングルスエース使いで2点取る。その上でダブルスで1点。これしかない。
だから石川とペアを組んで中国に勝てる人を代表に選ばないといけないんだけど…。いないよなあ。石川が左なのでペアは右になる。平野は右なのでペアは組めるけど、正直期待は持てない。
うーん・・・。たまに日本選手が中国に勝って浮かれていても、こうやって細かく団体戦のことを考えてみると中国から3点取ることの厳しさを再認識する。
酔っ払ってとりとめのない記事になりました。