着々と死に向かう「アナトミックグリップ」
アナトミック(ANA)グリップが絶滅するんじゃないかと危惧しています。
大半の人が使ったことが無いであろうこのマイナーグリップですが、STIGAとバタフライだけは頑張って取り扱ってくれていました。
しかし僅かな希望すらも、消えようとしています。
STIGAはアナトミックの取り扱いを大幅に縮小
2017年7月にSTIGAの国内代理店が代わり、STIGA本体が「スティガスポーツジャパン」を設立して、直接日本国内の販売に乗り出しました。
その際にアナトミックの取り扱いを拡大してくれたんです。ほぼ全てのラケットでアナトミックを正式に扱うようになり、推定1000人ぐらいの全国のアナトミックファンは歓喜しました。1000人もいないか、700人ぐらい。
しかしその希望は1年半でしぼみます。
突然のアナトミック廃盤祭り!なんてことだ!
国内で正式にアナトミックを取り扱っているのは「クリッパーウッド」「オールラウンドエボリューション」「カーボネード45」だけになるんだとか。そ、そんな…。
期待のノスタルジックシリーズは海外でもアナトミックグリップが存在しないようで、着々とフレア・ストレートの2強に集約されつつあります。
バタフライもANAなしラケットを新発売
もう1つアナトミックを地味に作ってくれていたメーカー、バタフライにも異変が。2018年に発売されたティモボルシリーズにアナトミックがないんですよ。
ティモボルCAFとか良さそうなのに、フレアとストレートだけ。今までフレア、ストレート、アナトミックの3種類をリリースしてくれていたバタフライがついにアナトミックを切り捨てるような気配が漂ってきました。
うろ覚えですがティモボルって昔アナトミック使ってたような・・・。
もし2019年1月7日発表の「張本モデル」にもアナトミックが無いようなら、もうバタフライは当分アナトミックの新ラケットは作らないでしょう。
(追記)
「張本智和 インナーフォース ALC」にアナトミックありました!ありがとうバタフライ!これでなんとかアナトミックは死なずに済むかもしれません。
張本智和 インナーフォース ALC|卓球製品情報|バタフライ卓球用品
アナトミック勢はどこに行けばいいのか
スティガもダメ、バタフライもダメとなるとアナトミック勢はいったいどのメーカーを使えばいいんでしょうか。ダーカーさんあたりが他社との差別化をはかるために全ラケットアナトミック化とかしてくれないだろうか。絶対使います。
以上、アナトミックグリップの2019年の現状でした。先行きは暗い…。
売り上げランキング: 130,864