初心者がフォアとバックに違うラバーを張ってもいいんじゃないかと思う理由

卓球をはじめたばかりの人のラケットを見ると、だいたいフォアとバックで同じラバーが張ってある。厚みも同じ。

個人的には、フォアとバックは違うのを張ってもいいんじゃないかと思いますよ。

例えばママさん初心者はマークVの中(1.5mm)を両面に張ってあることが多い。で、これをフォア中厚(1.8mm)、バック中(1.5mm)にしたらどうなるか。メリットを考えてみる。

メリット:ラバーの違いを感じ取れる

フォアとバックでラバーの厚みが違うために、打球感も違ってくる。厚い方がボールをよく持てるために、回転をかけやすくなる。逆に薄いと球離れが早くなるために回転はかけにくくなるが、ボールの弾みも無くなるので台には収めやすくなるかもしれない。

…みたいなことを、初心者のうちからぼんやりと感じ取ることができるのではないか。まあ実際はママさんだと回転もへったくれもないミート一点張り打法になっちゃうんだけどね。

初心者は切り替えなんてしないから好きな方をフォアに固定しちゃえばいい

例えば「赤いラバーは好きだけど、黒い方は飛びすぎて入らないから嫌い!」みたいな状況になっても、初心者なら大丈夫。だって初心者は切り替えなんてしないから。最初はひたすらワンコースしか打たない。

だからどっちか好きな方のラバーを、フォアの練習してるならフォアに使って、バックの練習してる時はバックに使えばいい。

両面1.5mmは危険!せめて片方は1.8mmにしよう

いくら初心者といえども両面マークVの中(1.5mm)ってのは、正直今の時代は無いかなと思ってます。回転がかからなさすぎて安定しないし、相手も初心者だと打ちにくい。せめてフォア面だけは中厚(1.8mm)にすべき。

※ちなみに中が1.5mmなのはヤサカなど一部のメーカー。中が1.8mmのメーカーも多いので注意。

ただ卓球を始めて間もない頃は1.8mmだと台に収まらないかもしれない。そういう基礎打ちもほとんどできない卓球歴15時間以内の段階だけは1.5mmの方のラバーを使って練習して、入るようになってきたら1.8mmの方のラバーで打つようにする。

こうすればスムーズに上達することができるはず。

もし中学生男子でマークVを張るんだったら、フォア厚(2.0mm)、バック中厚(1.8mm)でもいいかもしれない。最初は1.8mmの方で全部練習して、入るようになってきたらフォア面は2.0mmの方に切り替える。これで正統派ドライブマンへの道をしっかりと歩めるはず。

ここでマークVを出したのはあくまで一例で、もっと現代的な入門ラバーにしてもOK。

以上、フォアとバックを同じラバーを張る必要は無いですよという話でした。