2019世界卓球出場を逃した選手のインタビュー

世界卓球の出場権をかけたガチンコ勝負に敗れた選手へのインタビューを集めてみました。

ある意味この大会が一番負けたら悔しいかも。だって全日本とかだったら「ベスト○○進出」とか記録が残るし、負けても「自分はここまで来た」という感慨が残る。でも世界卓球選考会は、勝てば天国、負ければ地獄。負けたら何にも残らないんですよね。

試合後のインタビューは、選手にとっては酷かもしれませんが、みなさんしっかり受け答えされてて素晴らしいです。それぞれの選手の人柄が垣間見れて、よりいっそうファンになること請け合いなので皆さんぜひ見てみてください。

全体的に音量注意!会場の音楽が爆音です

森さくら(決勝で敗退)

Tリーグの奮闘っぷりや、全日本の快進撃から上位に食い込むんじゃないかと思っていましたが、決勝まで進出。加藤には完敗しましたが悔しいでしょうね。大粒の涙がボロボロと…。決勝で敗れた選手が一番悔しいでしょう。団体で銀メダルを獲得した2014年の東京大会以来の出場はなりませんでした。

試合中の気迫こもった叫びっぷりから「怪鳥」とも呼ばれる森さくらですが、インタビューを見るとホント普通の女の子という感じです。試合中の雰囲気からすると意外に?受け答えがしっかりしているというか、なんかめっちゃ好感持てるんですよね。

インタビュー中も涙ボロボロですが、顔は崩さず。
でもインタビュー終わった瞬間に一気に感情が…思わずもらい泣きしそう。

芝田沙季(初戦敗退)

出場選手の中で世界ランクは最上位で、第1シードとして迎えたこの大会は初戦敗退でした。インタビュアーに東京オリンピックのことを聞かれると、涙。感情がこみ上げてきたんでしょうか。

平野美宇には去年ワールドツアーで連勝中で、まだ十分上位に食い込む可能性はあります。

戸上隼輔(準決勝で敗退)

この人も試合後は涙でした。期待の高2・戸上隼輔。

初戦では親友の宇田幸矢を破り、準決勝では優勝した森園をフルゲームまで追い詰めるも、あと一歩。Tリーグでは水谷を破るなど、10代の中では張本を除いてNo.1評価を受けるほどになってきました。

素朴系イケメンは、泣き方も素朴だった。東京オリンピックは厳しいかもしれませんが、22歳で迎えるパリは十分にチャンスがあります。

大島祐哉(初戦で敗退)

大島…なぜ負けた…。

正直、優勝して欲しかった。女子の早田ひなほどではないけれど、優勝候補として臨んだ大会でした。全日本で2位に入り推薦での世界卓球出場の可能性があっただけに…。

今年もダブルスでは優勝候補として出場するでしょう。でも東京オリンピック選考レースまっただ中の今年は、シングルスに出なきゃ意味がないよって思ってそうです。皮肉にもダブルスパートナーの森園は優勝して代表権を掴みました。

次のオリンピックは29歳で迎えます。今回がラストチャンスでしょう。大島祐哉の正念場が続きます。

笹尾明日香(初戦敗退)

ちょっとしんみりする映像ばかりだったので、この人に和ませてもらいましょう。

ヤサカの看板娘・笹尾明日香(早稲田大学)は、なぜかカメラ目線で笑顔。人柄の良さがぷんぷん漂ってきます。

ちなみにこれは3ヶ月前に行なわれた1次予選前の「意気込み」映像。なぜかNGを繰り返したシーンもノーカットで収録されていて、TAKE5でようやく成功。

www.youtube.com

笹尾「早稲田大学の、早稲田大学、、もう一回いいですか」
笹尾「えっと…意気込みということで…ふふふもう一回」

軽く4回NGかました後、最後はテレビ局の人と相談し始める。

笹尾「えっとこれ誰向けですか?」
テレビ局「ツイッターで流すよ、ファン向けかな」
笹尾「応援よろしくお願いしますとか言う感じですか?」
テレビ局「全然そんなんでいいですよ」
笹尾「みんな言ってますか?」
テレビ局「うん言ってる言ってる」

そんなとこまで流すんかーい!
この人ほんわか系で人気出るかもしれませんね。

平野友樹(初戦敗退)

優勝した森園をもっとも追い詰めました。フルゲーム9-11で敗戦。

音声消してたら勝利インタビューにしか見えないニッコリ感が印象的。試合中と試合後の様子が180度違うタイプの選手です。

淡々系

長﨑美柚(準決勝で敗退)

初戦で芝田をフルゲームで破るも、準決勝で森さくらに敗戦。エリアカ仕込みのしっかりしたインタビューですね。

全日本ではハードな試合数にメンタル崩壊してボロボロになってしまって心配でしたが、今日の明るい顔を見て安心しました。

𠮷田雅己(決勝で敗退)

同じく決勝で敗れた森さくらとは対照的に、涙なく淡々とした感じに見えます。でも悔しいでしょうね。2015年大会以来の出場は、岡山リベッツの同僚に持って行かれました。

宇田幸矢(初戦で敗退)

その戸上に敗れた宇田幸矢。

張本除けば10代では宇田君がNo.1扱いでしたが、戸上には全日本ジュニアからの2連敗。共同でチキーマンというTwitterアカウントを運営する謎の仲良さっぷりが卓球界では知られていますが、試合が始まればそんなことは無関係。今後もシニア大会でどんどん当たる機会が増えるでしょう。

全日本ジュニアの負けを意識してたのか、ちょっと力が入ってしまったそう。

有延大夢


安藤みなみ

選手の人柄まで知って観戦するとさらに卓球が面白くなる

卓球に限らずスポーツ選手の魅力って、競技中だけじゃないんですよね。練習中や試合前後の様子も含めて選手のことを知ることで、より一層好きになったり親近感が湧いたりするはずです。今後もテレビ東京さんには競技を邪魔しない範囲で、選手の素顔に密着して欲しいところです。

選手の皆さん、お疲れ様でした!