Tリーグができたので大学卓球界は少しレベルが下がるかもしれない

これまでのように日本男子のトップは大学に進学するのが当たり前だった時代は、Tリーグができることによって無くなるだろうなと、深夜に一人でピザを食べながら考えている。

世界ランク50位以内の日本男子の大学進学率を見てみる。

〜50位

張本→中3なので未進学
丹羽→明治
水谷→明治
吉村兄→愛知工業大学
上田→青森大学
大島→早稲田
マツケン→早稲田
森園→明治

50位〜100位

及川瑞基→専修(在学中)
吉村弟→愛知工業大学(在学中)
吉田雅己→愛知工業大学
宇田幸矢→高1なので未進学


張本、宇田の中高生を除くと全員が大学に進学したか在籍中で、250位まで見ても全員が大学進学している。世界ランク252位の村松雄斗がようやく未進学だった。

高卒→いきなりTリーグが増える

という具合に男子卓球では大学進学率が異様に高いわけですが、Tリーグができることによってこの状況は劇的に変わるでしょう。特に世界を狙うトップ中のトップの高校生はそのままプロ入りするのが当たり前になりそう。

世界ランク100位以内に入っている中高生の張本、宇田君が大学に行くとは思えない。張本はお母さん的には大学に行って欲しいと思ってそうだけど、まあ木下マイスターでそのまますぐプロになるでしょう。

水谷や丹羽のように高校生ですでに全日本優勝やオリンピック出場を果たしたトップレベルの選手が、今後は大学には行かなくなる率が高まるでしょうね。Tリーグに入ればすぐに世界トップ同士で練習もできるんだし。大学在籍しながらTリーグチームにも所属するのは可能でしょうけど、張本みたいに本気で金メダルを狙うような選手はもう大学には行かないはず。

Tリーグによって実業団、大学のレベルは下がる

トップ中のトップ選手→高卒でいきなりTリーグ
中堅組→大学、実業団進学

こういう風になりそうです。つまり大学卓球にスターが減るかも。まあ野球だってサッカーだって、本当のトップ選手はいきなりプロ入りするのが当たり前だし、競技レベルの向上のためにはそういう方向性に進むのが当然でしょう。