2018Tリーグ前半戦のMVPは誰だ!?[男子編]
2018年のTリーグ日程も全て終えて、全日本卓球のために1月はほとんど試合がありません。いわばここまでが前半戦。
というわけで前半戦のMVPなどを個人的に考えてみたいと思います。まずは男子編から。
MVPは張本と水谷
迷いましたが…張本と水谷をダブル受賞にしたいと思います。
シングルスは張本の独壇場
シングルスだけで見たら張本で異論は無いでしょう。
ぶっちりぎりの13勝(4敗)をあげて、勝敗差数もダントツだし、出場試合数もNo.1。
張本 13-4
丹羽 8-4
水谷 8-4
ヨンシク 7-5
日本最高峰選手の張本がここまで試合に出てくれて、しかも結果を残しているというのが、Tリーグ男子の盛り上げに大きく寄与しています。やっぱり誰でも張本の試合を見たいですよね。
ダブルスを含めると水谷の出場数が多い
水谷は木下マイスター唯一の左ということもあり、ダブルスも11試合と出まくっている。シングルス、ダブルス合わせた出場試合数なら水谷がNo.1でしょう。
ファンの数でいえば張本よりもまだまだ多いかな?集客数にも最大級の貢献をしています。もう30歳目前で個人のメダルも獲った選手がここまで試合に出てくるってことがありがたい。もっと水谷はTリーグと距離を置くと思ってました。ありがとう。
独断と偏見の賞
さてここからは私が無理やり作った、独断と偏見の賞の数々を勝手に選手に表彰させていただきます。
最強ダブルスペアで賞 - 森園&上田(岡山)
12/8.9岡山ホーム2連戦、1勝1敗でした!
— 森薗 政崇 (@MasaMezase) December 11, 2018
琉球戦では久々のシングルス🔥
試合の翌日が誕生日の上田さんにお膳立てできてよかった🤣
リベッツサポーターの皆さん素晴らしい応援ありがとうございました!
みんなのおかげでメチャメチャ気持ち入りました🔥 pic.twitter.com/QMP9gclIOM
強すぎダブルスのお二人が最強のダブルスペアで賞を受賞しました。おめでとうございます。
森園といえばダブルスのスペシャリストですが、開幕直後はペアがコロコロ変わりあんまり勝てていませんでした。上田と組むようになってからは安定の勝率です。岡山からダブルスで勝つのは本当に至難の業。
大物食い賞 - 平野(埼玉)、吉村和弘(岡山)
大金星をあげた大物食い賞は平野と吉村和弘のお二人です。
平野は水谷を5ゲームマッチで破り、ホームマッチでの木下撃破に大いに貢献。Tリーグ史上もっとも会場が盛り上がった瞬間かもしれません。
京都清水寺に行きました。
— 吉村 和弘 (@yoshikazu0728) December 2, 2018
1日休みだったので最高の気分転換でした✌️
少し着物は着ずらかった。。。
明日からまたがんばろー👍 pic.twitter.com/clulPrAGRu
吉村和弘は1ゲームマッチながらも張本に2連勝。岡山が木下に2つの黒星をつける立役者になりました。
平野&吉村和弘は、2019年にもっとも注目すべき2人な気がしますね。国際大会でもいけそう。特に吉村のランキングは爆上げする可能性高し。
時差にも負けずで賞 - ティアゴ アポロニア(埼玉)
日本、韓国、香港、台湾の選手ばかりのTリーグ。そんな中にあって男子で唯一のヨーロッパ勢のティアゴ アポロニアに、時差にも負けず賞を送りたいと思います。
日本から見て韓国、香港、台湾の時差はほとんど無いに等しいですが、アポロニアはポルトガルの選手なので結構辛いと思うんですよ。1勝3敗と成績は振るわないようにも見えますが、1勝は対木下マイスターの大島戦。ロビングからの逆襲など会場を盛り上げて3-0のストレート勝ちでした。チームも木下相手に初勝利。
時差に負けず貴重な白星をあげてくれたアポロニアに賞をあげたいと思います。っていうかもっとヨーロッパ勢来てくれ!
キャラを壊して盛り上げてくれたで賞 - 丹羽(琉球)
丹羽といえばクール。平野早矢香さんが以前テレビで「ダブルスを組んでもクール過ぎる。私がガッツポーズしてるのに涼しい顔でもう構えに入ってる。私のガッツポーズが宙に浮いちゃってる!」と面白いこと言ってましたが、勝っても負けても淡々としている選手No.1ではないでしょうか。
そんな丹羽選手ですがTリーグでは意図的に?派手なガッツポーズをして会場を盛り上げてくれている気がします。琉球ホームではその傾向が顕著ですね。
海外選手優秀賞 - ヨンシク(埼玉)、黄 鎮廷(埼玉)、陳 建安(琉球)、荘 智淵(琉球)
多すぎぃ!って思われるかもしれませんが、この4人は外せません。ほんとTリーグ全体のレベル向上に貢献してくれています。最優秀選手を1人って言われると難しいですが…ダブルスでの貢献度も考えると黄 鎮廷でしょうか。
まだまだやれるで賞 - 岸川(埼玉)
岸川聖也、32歳。元日本代表にして、男子の暗黒時代を水谷と一緒に戦った御仁。埼玉監督の坂本、水谷、そしてこの岸川がドイツに渡って最新の卓球を日本に持ち込んでくれたことが、今の男子卓球の礎を築いてくれていると言ってもいいでしょう。
当時の3人。水谷はあんまり変わってないけど坂本監督と岸川…笑。
水谷、かつてのパートナーとの戦い。「楽しい時間だった」 – Tリーグ応援サイト https://t.co/V3Rdui3bIG #takkyu #卓球 #Tリーグ #卓球王国 #Tリーグ応援サイト pic.twitter.com/K5YBHKYuxB
— ゆう(卓球王国編集部) (@yu_okoku) 2018年12月10日
そんな岸川が国際大会に出なくなってからもう数年たち、一線級からは退いた感じではあります。
ただTリーグを観る限りもう一花咲かせられるのではないかと。水谷-岸川戦まで実現しちゃったし。シングルスでまだ勝利はありませんが、ぜひ頑張っていただきたい。
おふざけ賞
ここからはしょーもない、おふざけ的な賞を表彰いたします。
もっと髪型を攻めて欲しいで賞 - 吉村和弘(岡山)
吉村和弘といえば、2017全日本で準優勝した時のイメージが強い人も多いのではないでしょうか。サイドを大胆に刈り上げた独特のスタイル。派手なプレースタイルと相まって「なんかやべえ奴が出てきた」と当時ネットもざわつきました。
そんな吉村選手も今は大学4年生。なんか髪型も普通になってしまいました。
…ダメだよ!もっと攻めて欲しい!
就職活動のこともあって髪型を控えめにしているのかと思われる人もいるかもしれませんが、卒業後はプロ1本だそうです。卓球界って地味な風貌の人が多いだけに、吉村和弘にはプレーだけでなく見た目でも派手にガツンとかましてほしいものです。
奥さんに早く1勝をプレゼントしてあげて欲しいで賞 - 江 宏傑(琉球)
永遠の卓球界のアイドル、愛ちゃんのハートを射止めた江 宏傑(ジャン ホン ジェ)。琉球のダブルス担当を務めていますが、0勝5敗。もう少し…というところまではいくんですけどねえ。
端正な顔立ち、綺麗なフォーム、高い身長、奥さんは愛ちゃんと、全国の男子卓球ファンからは嫉妬されそうな江 宏傑ですが、言葉が通じなくてもわかるその性格の良さ。アンチな人はほとんどいないんではないでしょうか。
早く1勝をあげて欲しいですね。
後半戦に期待!
以上、2018Tリーグ前半戦のMVP&色んな賞の表彰式でした。受賞された選手の方々、おめでとうございます。
後半戦はどんなドラマが待っているのか、そしてファイナルを勝ち初代Tリーグチャンピオンに輝くのはどのチームなのか。木下マイスターなのか、それとも他の3チームの逆襲はあるのか。ワクワクが尽きません。