佐藤瞳の東京オリンピック代表入りの可能性を考える

カットマン、佐藤瞳。20歳。

石川佳純や黄金世代の3人の影に隠れているけれど、常に世界ランキング上位に顔を出し続けている。最高ランクは 2017年4月の9位で、2018年11月現在は13位。

石川3
伊藤7
平野9
佐藤13 ←日本4番手のランキング

今日はこの佐藤瞳の東京オリンピック団体戦メンバー入りの可能性を考えてみたい。

仮に日本3番目のランキングになったとしても代表入りは厳しいかも

前記事でも書いたように東京オリンピック団体戦メンバーはこのように決まる。
A:世界ランキングの上位2人が自動選出でシングルス、団体の両方に出場
B:団体のみ出場の3人目は世界ランキングを参考に、団体のシングルス・ダブルスで戦力になれるかどうかを基準にする

佐藤瞳はAでの代表入りはほぼ無いと言ってもいいでしょう。石川、伊藤の2人がシングルス枠に入るのが濃厚。もし入れるとしたらB。

ただしBで代表入りするのは相当厳しいかもしれない。なぜなら佐藤瞳はカットマンなのでダブルスで石川や伊藤と組むのはあまりにも相性が悪すぎるからだ。

カットマン&カットマンのペアならいいけれど、カットマン&ドライブマンのペアって卓球のセオリーとしては、まず無い。

そう考えるとダブルス要員として重要な意味を持つ代表3人目枠に佐藤瞳が選ばれる可能性は、残念ながら極めて難しいのではないでしょうか。もし佐藤瞳が3番手のままオリンピック直前を迎えて3人目の枠を決めなければいけない状況になったら、たぶん揉めるだろうね。

佐藤瞳は自力で国内2番以内に入るしかない

ってことで東京オリンピックの代表入りを佐藤瞳が果たすには、世界ランクで国内2番以内に入り、自動的に選出されるしか道は無いと思う。石川、伊藤、平野を抜いて2番手以内に入るのは、現実的に難しい。カットマンである以上は仕方ないことではあるけど、辛いなあ。