伊藤美誠が丁寧に完勝。ミート打ち大流行の可能性あり。

ちょっと興奮してます。

凄い試合を見てしまった。
伊藤美誠スウェーデンOP準決勝で丁寧に4-2で完勝。

フル動画(公式)
www.youtube.com

ハイライト(非公式)
www.youtube.com

3ゲーム目から流れが変わる

バックが合わず、逆チキータもさっぱりですぐに0-2。

で、3ゲーム目。
ここからバックが合いだす。

何とか3ゲーム目も先行されてたところでタイムアウト、ここで流れが変わって3ゲーム目を取って1-2。

4ゲーム目以降は丁寧がたじろぐほどの強さ

ここからは怒涛の伊藤美誠タイム。
4、5、6ゲームはあの丁寧が手も足も出ないほど。


3ゲーム目からバックが合い出して、丁寧を左右に振り回すのに成功したのが大きかった。


で、とにかくフォアミート、いわゆる美誠パンチの精度と威力が凄い!
語彙力乏しくて申し訳ないけど、とにかく凄い!
あんなのがバシバシ入るんじゃ丁寧もどうしようもない。


角度のあるエグいバックで左右に振って、フォアスマッシュを叩きこむ。
相手のドライブすらフォアスマッシュでカウンター。


丁寧が必死でブロックしても立て続けに打ちまくって、丁寧がのけぞるほど。
ドライブ全盛の現代卓球では、まずお目にかかれない光景。


Youtubeのリアルタイムコメントも唖然、呆然って感じだった。



辛勝じゃない、圧勝

完勝。
圧勝。


準々決勝のリュウシブンに続いて丁寧も撃破。
決勝は雨さん。

2017年アジア大会で平野が中国3連勝した時の再現なるかもしれない。


もし3連勝したら、平野の時よりもはるかに価値がある。
なぜならアジア大会は5ゲームマッチだけど、スウェーデンOPは7ゲームマッチだからだ。


5ゲームマッチと7ゲームマッチは意味合いが全然違う。
実力がちゃんと出るのが7ゲームマッチ。


しかも伊藤美誠は世界選手権でリュウシブンに勝って、今回も連勝。
これは中国勢も相当な危機感を覚えて対策を練ってくるでしょう。
ただ、ある意味シンプルな平野と比べて伊藤は特殊すぎる選手なので、対策を練るといっても簡単じゃないはず。


このまま東京五輪まで突っ走ってくれるなら、夢のまた夢であった「団体金」の可能性もほんの少しだけ見えてくる…かな?

ミート打ちの重要性が増す試合になったかも

多分今後、若い女子でミート打ちを重視する指導者も増える気がする。
今日の伊藤美誠の成功で、日本女子の卓球が少し変わる可能性すらある。

男子でも手塚君のような個性的なミートマンはいるけど、女子は今後主流になる可能性すらある。


歴史的な試合だ。

日本卓球は中国に打ち勝つ (祥伝社新書)
宮崎義仁
祥伝社
売り上げランキング: 20,454