キング・馬龍に迫る引退の時期。ヒザの怪我は深刻

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馬龍も引退が近づいてきた

3つのオリンピック金メダル、10個の世界卓球金メダルを獲得した馬龍が、一線級から退く瀬戸際に立たされているようです。

ヒザの怪我は非常に深刻で、もう半年以上も実戦から遠ざかっている馬龍。はたして2019世界卓球、そして2020年の東京オリンピックには出てくるのでしょうか?

劉国梁いわく「ヒザは深刻」

2018年8月のブルガリアオープンでピッチフォードに敗れて以降、馬龍はヒザの怪我で国際大会には出ていません。スウェーデンとオーストリアオープンにはエントリーしたものの、棄権扱い。オーストリアOP男子シングルス初戦の金光宏暢戦を不戦敗の形になったのを最後に、音沙汰が不明です。

2019年一発目のハンガリーオープンにも出るような話があったそうですが、元中国男子監督で現中国卓球協会の会長劉国梁によるとヒザの怪我があまりにも酷く、ハンガリーには出さない決断が下されたとか。

一応今年の世界卓球に向けて準備はしているようですが、なかなか治る気配が見られないとのこと。

1988年10月20日生まれの馬龍は今年で31歳。
ついに現役を退く時が近づいているようです。

世界ランクは40位ぐらいに落ちる?

2017年の世界卓球シングルス優勝の3000ポイントが貢献して、現在も世界ランクは12位。ただ2019年の世界卓球が開催されたら2017年のポイントは失効するので、現在の11930ポイントが7930にまで急降下し、40位付近にまで落ちることになります。ツボイ(ブラジル)が42位、森園が48位なので違和感ありありですね。馬龍とツボイが同じぐらいの世界ランクって・・・。

オリンピック2連覇、世界卓球シングルス3連覇に赤信号

世界卓球シングルスでは2015、2017と連覇。オリンピックもリオで金メダルを取っている馬龍ですが、連覇には黄信号を通り越して赤信号が灯っているといっていいでしょう。

2017世界卓球決勝で大激戦を繰り広げたファンジェンドンに、手負いのヒザの怪我を抱えて勝てるとは思えません。なにより中国は世界卓球とオリンピックという「本番」は絶対に勝てる選手しか出しません。馬龍のヒザが重症となれば、どれだけ実績があるベテランでもあっさり切るでしょう。出場すら危ぶまれます。

一時代を築いた張継科(チャンジーカ)と馬龍。
同じ歳の2人はこのまま一線級から消えてしまうのでしょうか。

追記

復帰戦のカタールオープンで優勝してしまいました。ファンジェンドンは出ていなかったとはいえ、ボル、水谷、キョシン、林高遠を下しての優勝。

化物か。