吉村和弘が世界卓球2019に推薦枠で出場

驚きました。
2019年は吉村和弘が注目、というのは自分も何度かこのブログで書いてきましたし、卓球王国やラリーズなどのメディアも注目している選手の1人だというのは感じていました。

ただ吉村和弘は期待された全日本でランクにも入れなかったことから、推薦枠は準優勝の大島だと思ったのですが・・・。

大ブレイクのきっかけにできるか

吉村和弘を一言で形容すれば「爆発力が凄い」。ハマった時の試合運びは日本でも屈指でしょう。

ただし戦績は安定しないタイプで、超格上を難なく破る時もあれば、あっさりと格下にも敗れるという選手。

大学2年時の全日本で突如準優勝してからは、そんな浮き沈みを繰り返しています。

2018年は、日本男子では張本以外に唯一となるワールドツアー優勝、Tリーグでも1ゲームマッチとはいえ張本に2連勝。世界卓球一次選考会では1位通過。こんな具合に調子がいい一方で、全日本では早々と敗れてしまう。

大ブレイクしそうでしない、そんなタイプの戦績でした。

念願の世界卓球代表入りを大ブレイクのきっかけにできるでしょうか。今回は個人戦なので、団体戦と違って出番は確実にあります。団体戦のようにトップ3しかほぼ出ないような大会ではありません。

下から勝ち抜いて、ベスト8以上の戦績を残す可能性は大いにある。世界ランクが低いので早めに中国選手と当たるでしょうけど、そこを1つでも突破できれば・・・。林高遠にも勝ってますしね。

世界卓球2019が吉村和弘の卓球人生で大きな転換点になるかもしれません。

大島祐哉は何を思うか

一方で、推薦枠から外れた大島祐哉は何を思うか。

張本を破る金星をあげ、準優勝に輝いた全日本直後に「世界ランクも下だし全日本の戦績も下の吉村和弘を選びます」って言われちゃった本人の気持ちは、なかなか推し量ることができません。

なんで俺じゃないんだ!って、多分思ってるでしょうね。

東京オリンピック出場がかかる大事な年で、世界ランク算出ポイントの高い世界卓球に出られないとなると、選考レースで不利になってしまいます。

3月2日に8人で行なわれるトーナメント方式の最終選考会で優勝する以外に、大島が世界卓球シングルスに出場するチャンスはありません。前回銀のダブルスよりもはるかにシングルスに出たいでしょうね。

ちなみに前回の世界卓球個人戦2017の最終選考会では、決勝でマツケンに敗れています。大島って、ほんとあとちょっとのところで敗れる事が多いんですよねえ・・・。

明暗が分かれるのか

吉村和弘はこのチャンスをものにして大ブレイクを果たすか。
大島はまたしてもあと一歩及ばないのか。

両者の2019年に注目です。

pingpong.hatenadiary.jp

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