卓球王国WEBの用具・道具ページが独立

今月2019年3月に卓球王国WEBの用具・道具ページが独立してリニューアルされるそうです。

卓球王国の道具ページといえば名物編集者「ゆう」さんが中心になって手がけていることで知られています。

現在のWEBはこの2つがメインコンテツ。

・新し目の道具レビュー
・道具売上ランキング

売上ランキングは国内10個所程度のショップ、卸元の売上データから裏・表・粒・シェーク・ペン・シューズと部門ごとに毎月トップ10を発表しています。これはめっちゃ貴重なデータで、メーカーは自分のところの売上数と卓球王国のランキングを付きあわせて、他社の道具売上数を推測しているんだとか。

一方で「新し目の道具レビュー」については、もう少し充実させてほしいなあと思うところもありました。昔の定番道具のレビューとかもあっていいと思うんですよね。紙面ではその手の特集がよく組まれてるんですが、WEB版ではちょっと少なかった。

多分今後は紙面と同等か、それ以上の道具ページになるんでしょう。WEBならではの速報性とか網羅性を活かしてくるのかなと。

トップ選手の使っている道具一覧ページが欲しい

トップ選手の使っている道具一覧なんて、絶対需要あります。今は「卓球ナビ」というサイトがそれを担っていますが、現場で取材をしている卓球王国が本腰を挙げて調査すればもっと正確になるはず。

全日本の後にベスト16の使用用具一覧を毎年紙面版では掲載していますが、ああいうのをWEBでも出して欲しいなあと。なんでもかんでも出しちゃうと雑誌が売れなくなる恐れはあるけど。

試打動画は実績のある選手にチェンジか?

卓球王国は試打動画も出していますが、あれは賛否両論あった。

一番多く聞かれる問題点は、試打する人が「癖」ありまくるってこと(笑)。そもそも、ゆうさんはペンなんですよね。シェーク使ってる自分としては、ペンの打ち方を見てもラバーの特性がよくわからんところあります。

シェーク同士だったら「その角度で振ってこういう弾道ってことは、弧線を描きやすいんだな」とか「これだけ上に振ってもあんまり弧線描かないから直線的な弾道だな」とか、なんとなくわかるじゃないですか。

でもペンだとそれがわかりづらいんですよね…。

一応シェークの人もいるんですが、結構癖が強めのフォーム。ペンと同じぐらいわかりづらいという悲しさ。

元世界選手権代表G.C.Foersterさんに変更

そういう声を受けてなのかはわかりませんが、試打動画を担当する人が「G.C.Foersterさん」という人に変わるっぽいです。

オランダの世界選手権代表で、オランダで3位の実績があり、ブンデスリーガ2部でも活躍されていたらしいです。現在はクニヒロ卓球でコーチをやっています。逆に上級者すぎて参考にならないとか言う声もあるかもしれませんね笑。

www.youtube.com
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G.C.Foersterさん継続的に担当するのか、1回限りなのかはわかりません。

卓球王国がWEB版を充実させるのはRallysとの競争を受けて?

なんでWEB版にも力を入れるのかな?と考えてみると、まあ単純にWEBでしかできないことをやろうとしていると推測できる。動画はWEBだけだし、速報性はWEBが強い。紙面は物理的に限りがあるけど、WEBは無限にページを増やそうと思えばできるから網羅性(もうらせい)も強い。あとはユーザーレビューの投稿なんかもWEBじゃないとできない。

そういうWEBの特性を活かしたコンテンツ作りをしようとしているんだと思います。

もう1つ考えられる理由としては「Rallysとの競争」も関係あるのかなと。2017年に創業したメディアですが、最近グイグイ来てますからね。

…といったことを書こうとしたんですが、かなり長くなりそうなので別記事でまた書こうと思います。卓球王国とRallysの運営方針の違いって、対照的で面白いんですよ。

とにかく深く深く掘り下げる卓球王国。誇張抜きで世界最強の卓球マニア雑誌です。っていうか海外では民間主体の卓球雑誌がほぼ0に近い。事実上、それぞれの国の卓球連盟が発行しているものばかりで、日本の卓球王国は異質の存在です。

それに対して浅くライトなRallys。ネット時代には向いているかもしれない。でも、あまりにも浅すぎて卓球ファンとしては「何言ってんだ?」と首を傾げる記事もある。

・・・なんてことを別記事で書いてみます。

ってことでこの記事はここまで。なんかとりとめのない記事になってしまいました。