卓球のオリンピック出場人数は少なすぎる

なぜ3人なのか。
なぜたったの3人しか出られないのか。

最近そういう思いが日増しに強くなっています。

だって石川も伊藤も平野も早田も加藤も佐藤もオリンピックで見たい。
張本と丹羽と水谷はもちろん、大島や森薗をオリンピックで見たい。

でもこの中から男女それぞれ3人に絞らないといけない。厳しすぎるよー。

卓球の競技人口はオリンピック種目の中でも上位

世界中でこれだけの競技人口を抱えている卓球なのに、なぜ男女それぞれ3人の合計6人なのか。

オリンピックの実施競技の中でも卓球って競技人口はかなり上位なんですよ。卓球の10分の1どころか100分の1にも満たない競技が、卓球の何倍もの選手が出場できてしまっている。

ちょっと辛いなあと。

卓球にとってオリンピックは最高の大会

オリンピックをあまり重視しないメジャースポーツって結構多いです。でも卓球は違います。プロツアーが整備されて、世界卓球という歴史のある大会はありますが、やっぱりトップはオリンピック。すべての選手の目標です。

逆にテニスやゴルフのトップ選手で、オリンピックに出たいと熱望してる人ってホント少ないです。2016年リオの時はジカ熱のリスクを理由にゴルフのトップ選手はほとんど出場を取りやめました。

こんなに卓球界はオリンピックに恋い焦がれているのに、3人しか出られないのは少なすぎます。

他のスポーツの出場数はどのぐらい?

2016年リオオリンピックの日本代表選手団の競技別の人数を調べてみました。

個人系

卓球 6(男女3人ずつ)

陸上 52
競泳 36
柔道 14
レスリング 10

テニス 6
バドミントン 9

ゴルフ 4
フェンシング 6
セーリング 11
射撃 8
カヌー 5
アーチェリー6
ボート 4
自転車 10
馬術 10
ボクシング 2
近代五種 3

団体系

サッカー 18
ホッケー 16
バレー 12
ラグビー 24


団体競技が多くなってしまうのは仕方ないです。
でもその他の個人競技と比べて、卓球はもう少し多くてもいいじゃん!って思っちゃいます。

増やすとしたらどう増やす?

現在オリンピックで行なわれている卓球の種目はシングルスと団体戦、混合ダブルス(東京オリンピックから追加)。

この種目自体を増やすのは無理でしょう。競技日程も伸びてしまうし、現実的じゃない。ちなみに男女ダブルスは2008年まで行なわれていましたが、2012年から団体戦に変わっています。

種目別に出場できる人数は以下の通り。
・シングルス→男女それぞれ2で合計4人
・団体戦→男女それぞれ3で合計6人
・混合→男女それぞれ1で合計2人

団体戦の3人のメンバーのみ、シングルスと混合ダブルスに出場できます。これが厳しすぎると思うんですよね。

シングルスには出たけど団体戦には出ないとか、団体戦には出ないけど混合にだけ出るとか。それじゃダメなんでしょうか。

あるいは団体戦を4人にする。ダブルス専門選手を入れられて、より高度なオーダーが組めて面白いと思うんですよねえ。

オリンピック側としては、肥大化しちゃった出場選手数を減らしたいので、現実的にはなかなか難しいのでしょう。ITTF(国際卓球連盟)としても交渉をして、もうちょっと出られるようにしてくれると嬉しいなあと。