マツケンなどが「自由契約」へ。Tリーグの選手移籍が活発に

初めて知ったのですが、Tリーグにも自由契約制度があったようです。来シーズンの契約はせず、他のチームとも交渉できるようになりますよ、という制度。

自由交渉可能選手が発表 – Tリーグ応援サイト
4月1日、Tリーグは、自由交渉可能選手リストを発表した。

【男子】
松平 健太(木下マイスター東京)
ティアゴ・アポロニア(T.T彩たま)
高木和 卓(T.T彩たま)
小澤 吉大(琉球アスティーダ)
松平 賢二(琉球アスティーダ)

【女子】
呉 穎嵐 (ウ・ウィンナム) (トップおとめピンポンズ名古屋)

自由契約制度についてはこちらに詳しいです。

2019-2020シーズンに向けた選手契約ルール、スケジュール - 卓球 Tリーグ(T.LEAGUE)

現所属チームは、契約更新通知期限(ポストシーズン最終戦(ファイナル)が終了した日の14日後の日本時間午後12時00分00秒)までに次シーズンの契約更新意思及び条件を選手に通知しなければならない。

◆4月1日(月)
自由交渉可能選手発表

◆4月1日(月)~4月14日(日)12時
現所属チームとの優先交渉期間

要約すると、シーズン終わって2週間以内に契約しなければ、自由契約となり他のチームとの交渉が可能になるってことみたいです。野球で言えばほぼ戦力外通告と同義でしょうか。

自由契約になった選手

松平 健太(木下マイスター東京)

シングルス:2勝4敗
ダブルス:5勝4敗

戦力が充実しすぎている木下マイスターにあって、一番埋もれて可哀想だったのがマツケン。ダブルスではそれなりに出てますが、水谷とのペアであれば大島がいるわけで、使いどころが難しい。

はっきり言って、入るチーム間違えた感じがします。水谷も「マツケンは他のチームだったらもっと試合に出ているのに」と言ってたぐらい。琉球あたりにいればもっとシングルスで活躍の場があったはずです。

木下にいても飼い殺しになってしまうので、双方の思惑が一致して放出といった感じでしょうかね。

ただちょっと2018年夏過ぎから信じられないぐらい調子を落としていて、世界大会でも国内でも全く勝てていません。2018年ブルガリアオープン準決勝で張本を破ったのが最後の輝きとならなければいいんですが。

琉球あたりが取らないかなと期待しています。丹羽とマツケンってダブルス組んでましたしね。

松平 賢二(琉球アスティーダ)

シングルス 0勝1敗
ダブルス 0勝1敗

ほとんど試合に出ず。実業団ベースでやるんでしょうか?

ティアゴ・アポロニア(T.T彩たま)

シングルス 1勝4敗

ホームで大島に勝った1勝のみ。時差があるヨーロッパ選手は厳しいです。正直、順当な自由契約かな。

高木和 卓(T.T彩たま)

ダブルス2勝3敗

デビュー戦からダブルスで2連勝したものの、そこからは3連敗。黄 鎮廷とのペアで森薗上田を下したのがハイライトでしたね。埼玉は選手が多すぎるので、仕方ないか。

Tリーグを辞めて実業団に戻る選手もいるみたい

名古屋からは以下の2選手が契約満了のようです。

田代 早紀 → 日立化成
中畑 夏海 → デンソー

なるほど、契約しないけど次の所属先が決まっている人は自由契約公示にはならないんですね。ってことは他にも実業団に戻る選手はたくさんいるみたいです。

シビアな世界

戦力として計算ができなければ、契約できないってのはシビアな世界ですね。最低でも数年は様子を見る実業団とは違います。1年で見切りをつけちゃう。

でもそのシビアさは絶対にTリーグに必要で、あんまりぬるくしちゃうとチームのレベルが落ちて、結局Tリーグの魅力ダウンに繋がってしまいます。選手には酷だけれど、どんどんと入れ替えて欲しいと思います。