その後のヴェガイントロ 2019年春編

初心者〜初級者向けラバー「ヴェガイントロ」についてはこれまでいくつか記事を書いてきました。

pingpong.hatenadiary.jp

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今日はこの動画を見たので、久々にヴェガイントロについて考えてみます。
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ヴェガイントロはどんな特徴を持っている?

ヴェガイントロがどんなラバーかと言われれば…

△ちょっと硬いのでガチ初心者は食い込ませるのが難しそう
→シートは柔らかいんでしょうが、スポンジの硬さは感じます。
まだ食い込ませる技術がない初心者は、どうしてもミート打ちっぽくなってしまいそう。

○ヴェガヨーロなど入門テンションと比べると浅く入るが、マークVと比べると深い
→入門〜初級には浅すぎず、深過ぎない絶妙な弾み。

△弧線がちょっと低い
→弧線がちょっと低いんですよねえ。毎回しっかり回転をかけて打てる中上級者ならいいけど、初心者〜初級だと打ち損じでネットって光景がよく見られます。擦り打ちだと特にネットに直行しちゃいがち。

○引っ掛かりはそれなりにある
→これは好印象。適度な引っ掛かり。

×重い
→重いですね。明らかにマイナス要素。ラケット88gぐらいを選んでしまった中学生は、ヴェガイントロの2.0mmなんて張ると重量オーバーになりそう。

どんな技術が得意なのか

これから技術を覚える初心者目線で技術ごとに得意なものを×〜◎で。

◎ツッツキ、サーブ

問題なし。
ツッツキは特にいいです。入門テンションだとポーンと飛んでいってしまうし、マークVだと飛ばないので押す癖がついちゃう。その中間的な弾みなのでベスト。

○〜△フォアドライブ

フォアドライブの感覚が少しだけ掴めてきた人には○。中学1年生の秋ごろにはいいかも。

ただもう少しだけ弧線があれば…という気もする。感覚が未熟だと低い弾道でネットに直行しやすいかも。特に擦り打ちしちゃう人は△。

○〜△ブロック

ブロックは相手の球質によって○〜△な印象。

しっかり回転がかかったドライブだと、初心者は止めづらそうで△。
ただ同じレベルの中学生同士の練習だと、そこまでエグいドライブは来ないので○のシチュエーションが多そう。

総じて○って感じです。
またブロックしたボールはテンションと比べてそこまで回転がかからないので、相手も打ちやすくて練習が続きやすいように思えます。
中学生だとこういうの大事なんですよね。

△バックドライブ

バックドライブはあんまり感触が良くないです。

△ヴェガイントロ→あまり食い込まず、弧線が低いので感覚を養いづらい
○マークV→感覚0でもしっかり振れば入る
○もう少し柔らか目の入門テンション→簡単に食い込むので感覚が掴めてきたら入りやすい

マークVの控えめな弾みだと、適当に振っても入るんですよね。でもヴェガイントロだとちょっと弾むので角度間違うとオーバーする。回転をかけられない人が適当に振ると、弧線を描かずにオーバーしやすい。

ヴェガヨーロみたいな入門テンションだと、すぐに食い込んで勝手に回転がかかり、弧線を作るのは楽。全く回転をかける感覚が無い人は飛びすぎて難しいかもだけど、中1の冬〜中2ぐらいならバックにヴェガヨーロでバックドライブをガシガシ練習していけそう。

総論

フォアにはオススメしやすいです。
運動神経が良さ気で正統派ドライブマンに育って欲しい中学1年生なら、フォアの1枚目からでもOK。

バックはドライブがちょっとむずかしいか?という懸念があります。
まあ中学1年生ならドライブは後回しみたいなところもあるので、最初から張ってもいいんですが…ぶっちゃけ他のラバーでいいかなと。初心者はマークVの1.8mmでちゃんとバックを振る感覚を養って欲しい。

ってことで、フォアにはオススメ!バックは他ので!という結論でした。