ホカバのカットマン枠
小学生の日本一を決める大会、通称「ホカバ」。
正式名称は「全農杯全日本選手権(ホープス・カブ・バンビの部)」らしい。
ホープス…5〜6年
カブ…3〜4年
バンビ…1〜2年
全国のキッズ、および親御さんがもっとも目標とする大会です。まあキッズ本人以上に親が白熱してるかな。コーチ席に親が入ると、熱くて凄いです。卓球観戦に慣れてない人からすると「うるさい」って思うんだろうけど、これが普通。日本卓球のいいところでもあると思いますよ。
ホカバにはペン枠がある
このホカバにでられるのは、各都道府県の予選を勝ち抜いた強い者順…というわけではない。実はホカバならではの制度として「ペンホルダー枠」ってのがある。ようするにペン使ってたら予選で負けても出れますよってこと。
なんでペンを優遇するのかというと、真相はわからない。ただ予想はつきます。
今はシェーク全盛の時代なので、どうしてもシェーク同士でしか試合をしなくなってしまう。そうするとペン対策できないまま大人になり、国際大会で負けちゃうかもしれない。だから小さい頃からペンに対する免疫をつけておきましょうってこと。多分そう。
まあこれは合理的だと思う。日本ではトップ選手にペンが絶滅しつつあるけど、海外ではまだまだいますからね。中国のキョシンはいわずとしれた世界最強ペンで現在世界ランク2位。1位だったこともある。香港の黄鎮廷も強い。
女子ではあんまり目立たなくなってきたけど、2014年の世界卓球団体戦の準々決勝日本vsオランダでは、リージャオに石川と平野早矢香が敗れて、あわやメダルを逃す一歩手前まで追い詰められている。
ってなぐあいでペンはまだまだ強い。日本を背負うトップ選手は幼少時からペンに慣れて欲しいってことでホカバにペン枠があるんでしょう。
カットマン枠が2018年から導入
そんなホカバに2018年からカットマン枠というものが導入されている。これは知らなかった。
カットマン枠は2016リオの手痛い敗戦がきっかけ
卓球協会の重鎮・宮崎さんいわく「リオオリンピックで石川と福原がカットマンに負けたのがきっかけ」だそうだ。
たしかにリオではカットマン相手に、痛い痛い敗戦をきっしている。
女子シングルスはキムソンイ(北朝鮮)に石川、福原が敗れているし、女子団体準々決勝vsドイツ戦では最終試合に福原が無念のエッヂでハンインに敗れている。
いわばカットマン相手に女子シングルスの銅メダルを失い、団体は銀が銅になったようなもの。
思えば日本女子はカットマン相手にはたびたび辛酸を舐めている。2012の世界卓球団体戦の準々決勝韓国戦では最終試合で石川がキム・キョンアに敗れてメダルが途切れているし、2008年の北京オリンピックでも韓国カットマンに全く歯が断たずにメダルを逃してる。
男子はともかく、女子にとってカットマンは鬼門みたいな感じなのだ。
ようするにカットマン、ペンの「救済」ではない
ペン枠やカットマン枠には批判もあるらしい。優遇するなと。実力順に出せと。まあ親やコーチからすれば、実力では上の自分の子供が出れずに、ペンやカットマンが出れちゃうってのは納得しにくいのは理解できます。
でもこの制度はペンやカットマンを救済するものではないんですよね。戦略的・道具的に不利だから救済シてあげてるわけじゃない。
将来日本を背負って立つ選手(シェーク)のために、ペンやカットマンという異質な戦型をぶつけるのが趣旨。シェーク強者のための制度。
そう考えると、素晴らしい制度だと感じます。
ちなみにペン粒主戦は除外
ちなみにペン枠では「粒主戦」は除外されます。つまりフォアに粒を張ったブロックマン的な選手ですね。これはさすがに世界トップレベルではもういないし、いても勝てない。
まあこういう例外もいるんだけど・・・。 倪夏蓮(ニー・シャーリエン)、50歳オーバーのペン。
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リオオリンピックでは丁寧相手にゲームを取って会場を沸かせていました。まあさすがにこういう人は例外中の例外でしょう。ペン粒主戦ブロックマンを除外していることから、救済目的じゃないことは明白です。
次の特別枠は…
ペン、カットマンときて、もう特別枠は枯渇したように思われます。ってことで無理やり何か考えてみたい。
・ビッグサーバー枠…サービスエース出しまくり選手
・オールフォア枠…その名の通りフットワーク神
・チキータ枠…レシーブのチキータ率が95%を超える選手
・ロビングマン枠…ロビングで粘る選手(メイス対策に)
・マナー悪い枠…海外にたまにいるマナー悪い選手対策に
・パンチ枠…美誠パンチ、手塚パンチのようなフォアスマッシュを得意とする選手
・高身長枠…オフチャロフ(186cm)、サムソノフ(189cm)対策。学年問わず180cm以上限定。
・変なグリップ枠…枠を作らなくてもたまに出てくる。例えば張本妹を破って2016バンビ女王になった小塩悠菜さん。姉ちゃんは世代最強の小塩遥菜です。
ネタが切れたため以上です。
ウーゴ・カルデラノ フォコOFFが廃盤
ウーゴ・カルデラノ フォコOFFが廃盤となってしまいました。わずか1年ちょっとの命…。早すぎない?
ウーゴ・カルデラノ フォコOFF+は板厚7.2mmだった
2017年秋に発売された、コヨニール/JUICの以下のラケットが廃盤になります。すでにメーカーHPからも削除。
・ウーゴ・カルデラノ フォコOFF+
・ウーゴ・カルデラノ フォコOFF-
ウーゴ・カルデラノ フォコOFF+の方は板厚7.2mmの5枚合板ということでちょっと話題になりました。ただ日本ではほとんど売れてなかっただろうなあ。
卓球王国の試打レポート動画もありました。ラケット関係ないけどいつ見ても独特な打ち方だ。
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廃盤になった理由はカルデラノのXIOM契約
なぜこんなに早く廃盤になったかというと、おそらくはカルデラノが他メーカーと契約しちゃったからだと思います。ヴェガシリーズで有名な韓国のXIOMの契約選手になってるんですよね。
ウーゴ・カルデラノが韓国の卓球メーカー「XIOM(エクシオン)」とアドバイザリー契約を結んだ。
カルデラノはフランスの「コニヨール」との契約を終え、XIOMに移った。
カルデラノ選手のラバーは『オメガ7』シリーズの中で決まり、ラケットは発売に向けて開発中とのこと。
これが原因です。XIOMは最近ヨンシク(鄭栄植:韓国)とも契約してるし、マーケティング頑張ってます。日本ではヴェガのイメージしかありませんが。
しかしXIOMかあ。カルデラノみたいな人こそバタフライが契約すればいいのに。非アジア系選手で唯一に近い将来有望株じゃないですか。
2018グランドファイナルではファンジェンドンも破るなど、一発がある。ドイツからさっぱり次代選手が出てこない現状で、注目度も高いと思うんだけどなあ。
ってことで、ウーゴ・カルデラノ フォコOFFシリーズが廃盤になったニュースでした。
ブライス(バタフライ)が廃盤に
1997年に登場した初のテンションラバー「ブライス」がついに廃盤となります。まるでディグニクスと入れ替わるように、一時代を築いたラバーが消えることになりました。
2019年2月21日で廃盤なので、思い出に購入しておきたい人はお早めに。
廃盤されるブライスは4種類
【廃盤】
・ブライス
・ブライスFX
・ブライススピード
・ブライススピードFX
【継続】
・ブライスハイスピード
ブライスとは?世界初のテンションラバー
バタフライは時代ごとに画期的なラバーを開発しており、ブライスもその1つでした。
ブライスからさかのぼること30年前の1967年に発売された「スレイバー」は世界初の高弾性ラバーとして、その2年後に発売されたマークVとともに世界のトップから愛用された伝説ラバーです。
その後80年代に入りバタフライはブライスの開発に着手します。
当時はまだスピードグルーの使用が許可されていた時代で、スレイバーやマークVにグルーを塗って弾みをあげているいました。ブライスは「最初からスピードグルーの効果を内蔵させたラバー」というコンセプトで91年〜92年頃には最初の試作品が完成します。
ただしその時点では「耐久性」という致命的な問題が残っていました。ハイテンション技術をトップシートに内蔵させると、ラバーがすぐに劣化してしまい、数カ月の使用にはとても耐えられなかったのです。
さらにトップシートの改良を進めて、ようやく市販化にこぎつけたのが97年。現在の主流となっているテンションラバーが誕生した瞬間でした。
2008年のテナジー以降は影が薄くなる
スピードグルーの使用が禁止された2008年の北京オリンピック後には、同じバタフライの「テナジー」が爆発的な人気を見せるようになります。ブライス開発時にはトップシートの開発に専念しており、スポンジまでは改良があまりなされていませんでした。そこでバタフライはスポンジ部分に開発を集中して、テナジーで使われている「スプリングスポンジ」を世に生み出します。
グルーが使えなくなったという制度的に背景も後押し、トッププレイヤーは一気にテナジーに流れ込み、ここ数年はブライスはほとんど使われなくなっていたのが実情です。
なぜかブライスハイスピードという新製品をちょっと前に出すなど、まだまだバタフライはブライスを延命する気なのかな…と思っていた矢先の廃盤。ついに世界初のハイテンションラバーが消えることになりました。
廃盤時の価格は5000円。まあ今や5000円出せばもっといいラバーいくらでもありますからね。ブライスは役目を果たしたって感じです。直線的な弾道が現代ではあんまり受けない。今はもっと弧線を描いてスピードも出るラバーたくさんあるから。
ブライス以外の「世界初」ラバーの現在
世界初の裏ソフト:ヤサカオリジナル(1951年〜現存)
世界初の合成ゴム高弾性:スレイバー(1967年〜現存)
世界初のハイテンションラバー:ブライス(1997年〜廃盤)
ヤサカオリジナルやスレイバーよりも先にブライスが無くなってしまいました。バタフライは少数精鋭的なラインナップの傾向があるため、残ったスレイバーもちょっと心配です。まだ10年ぐらいは残るでしょうが。
以上ブライス廃盤についてお伝えしました。
ブライスが消えて、テナジーの改良版ディグニクスが誕生。着々と時代は変わりつつあります。
中国男子は2020東京オリンピックにどの3人を送り込んでくるのか
リオオリンピックは馬龍、チャンジーカ、許昕(団体のみ)の3人で団体金、シングルス金銀を独占した中国男子。
イマイチ世代交代がうまくいっていないように感じますが、東京オリンピックにはどの3人を送りこんでくるのでしょうか。
当確はファンジェンドンだけ
すでに当確が出ているのはファンジェンドンです。
1年近く世界ランク1位をキープしている21歳で、名実ともに中国のエースの座に君臨しています。馬龍の存在があるために絶対的なエースとはまだ言えませんが、このレベルの選手がまだ21歳ってところに絶望を覚えます。あと何年日本の前に立ちはだかるんですか…
逆に言えばファンジェンドン以外はまだ確定していない。残りの2人を考えるのは結構楽しい。
候補をあげてみる
馬龍(右)
許昕(左)
林高遠(左)
梁靖崑
劉丁碩
ここまでが世界ランク50位以内。そのなかでも馬龍、許昕、林高遠の3人(とファンジェンドン)が現中国男子の1軍と言っていいでしょう。
梁靖崑、劉丁碩の若手2人はまだ1.5軍といった感じの扱い。将来を見据えて大会には出しているものの、2020には間に合わないと判断しているようです。
つまり馬龍、許昕、林高遠のうちから2人を選ぶってことになる。うわー、難しい。
馬龍の現在地
馬龍は2017の世界選手権決勝でファンジェンドンをフルゲームで破り、2018年前半までは世界大会に結構出ていました。ところが2018後半からは怪我?もあってほとんど出なくなりました。最後にワールドツアーに出たのは2018年8月のブルガリアオープンで、ピッチフォードに敗れています(ダブルスは優勝)。
現在は世界ランク12位まで落ちてしまいました。
この馬龍が東京に出るのかどうか。これが焦点になるものと思われます。2012ロンドンは団体のみ、2016リオはエースとして団体金、個人金。3大会連続で東京にも出てくるのでしょうか。
馬龍も30歳ですからねえ…。完全に全盛期は過ぎてしまっている年齢です。
許昕
リオでは団体のみの出場だった、世界最強ペンこと許昕さん。
もうすぐ30歳を迎えるわけですが、ワールドツアーにはガンガン出ており現在は世界ランク2位。まだまだ老けこむつもりはないぜと言わんばかりです。このご時世、30歳近い人がペンドラでここまでやれるのは凄い。
林高遠
23歳のサウスポー。中国選手には珍しく、なんかナイーブな人。ワールドカップ2017ではボルに最終ゲーム10-4でリードしながらまさかの逆転負け。林高遠はこういうのが多い。
2017世界卓球でも4回戦で許昕に最終ゲーム10-5からの逆転負け。
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すごく言い方は悪いけれど「林高遠だったら日本人でも勝てそう」みたいなイメージがあるのが正直なところ。
まあ去年2018年だけの成績だと日本男子ビッグ3には1敗しかしてないけど。
1-1張本
2-0水谷
1-0丹羽
ただ吉村弟に敗れるなど、ちょっと今までの中国トップに比べるとひ弱な感じはしちゃう。ネットで「人間を超越している」とか「人間辞めてる」とまで言われるファンジェンドン・馬龍に比べちゃうとねえ。
多分そのへんの勝負弱さは中国卓球のお偉らいさんも同じことを思っているようなので、代表選考には悪影響がありそう。
ダブルスのことを考えると許昕&林高遠の左コンビは無さそう…つまり馬龍が来る
ファンジェンドンが右、かつエース2点起用だとすると、残りの2人はダブルスのことを考えて右左で組むことが予想される。ってことは許昕&林高遠の左コンビが2人とも選ばれることは無いってことなんですよねえ。
つまり1人は右を選ばなければいけないとすると…やっぱり馬龍か。馬龍なのか。またしても馬龍が団体メンバーで日本の前に立ちふさがるのか。
1.5軍扱い次世代組の梁靖崑、劉丁碩はどちらも右だけど、2020に間に合う気配がしないんだよなあ…。中国はとにかくオリンピック選考はガチで来るっていうか、将来性とかあんまり考えない。絶対的な安定感を持つその時点の3人を選んでくる傾向にある。ファンジェンドンですらリオは選ばれなかったぐらいで。卓球王国あたりでは「馬龍、ファンジェンドンは当確」みたいに書かれてたもんなあ。
馬龍の怪我が治って、また調子を戻してきたら団体のみのメンバーで選ぶんじゃないだろうか。
残り1枠は林高遠と予想
林高遠が東京オリンピックまでの1年半で精神的にも成長して、中国卓球のお偉いさんを納得させるだけの選手に成長すれば、許昕をかわして代表枠に入るでしょう。
まとめ:ファンジェンドン、林高遠、馬龍の3人が代表
人間を辞めているファンジェンドンと馬龍の2人に、唯一人間っぽい林高遠を加えた3人が2020東京オリンピックの中国男子代表ではないでしょうか。
迎え撃つ我らが日本には、残念ながらまだ人間を辞めたレベルはいません。
張本がこの調子で成長して、2020年8月には人間を超越した選手になっていることを祈りましょう。
ディグニクス80は存在するが発売未定
先日発表されたディグニクス05に続き、ディグニクス80の存在が発見されました。水谷はフォアに「ディグニクス80」を張っているそうです。
ただしディグニクス80は発売未定。すでにITTFの公認は取得していますが、日本国内での発表は決まっていないようです。^
「発売すること自体が未定」なのか「時期が未定なのか」はよくわかりません。
でも多分発売されますよね。
徐々にディグニクスシリーズも増えていくんだと思われます。
順番としては、
ディグニクス05(発売決定)
ディグニクス80
ディグニクス64
という順番かな?
テナジーであんまり人気がない25は出なそう。
卓球系メディアを集めてみた(雑誌、サイト、テレビなど)
卓球雑誌
卓球王国
唯一の卓球系雑誌の書店売り。本屋で買えるのはこの卓球王国のみ。写真が豊富で読んでて面白い。編集長の今野さんは元TSPトピックスというメーカー系雑誌の人で、今野さんによる卓球界への提言などオピニオン記事もたまに見られる。
一番濃い卓球メディア。中国スーパーリーグも毎節の速報記事がある。
名物編集者としては「ゆう」さんがいる。道具マニア。
卓球ショップから情報を集めて、道具の売り上げランキングを発表している。貴重なデータだし、面白い。
ラリーズというライバルメディアが出てきたけど、まだまだ卓球界No.1メディアの座は揺るぎそうにない。
ニッタクニュース
メーカー系雑誌で唯一残っているのがニッタクニュース。以前はバタフライの卓球レポートやTSPのTPSレポートなどもあった。
廃刊
卓球レポート
バタフライが2018年まで出していた月刊誌。卓球雑誌の先駆けであり、昔は大いなる影響力があった。書店流通はなしで、卓球ショップなどに置いてあるのみ。
TSPトピックス
TSP(現VICTAS)が出していた月刊誌。1998年に廃刊らしい。読んだことはない。卓球レポートと同じく書店では売られていない。
懐かしの卓球雑誌「TSPトピックス」(1993年1月号) | 卓球漫談
卓球王国WEB | 【メーカー】ヤマト卓球/『TSPトピックス』復刊号、2/5発売
テレビ
卓球ジャパン!
毎週土曜日22時00分からBSテレ東で放映されている、唯一の卓球番組。わりと濃い。平野早矢香さんが出演していて、面白いし真面目に卓球を掘り下げる。過去の名勝負なども放送してくれるので卓球マニア必見。
サイト
ラリーズ(Rallys)
2017年に彗星のごとく現れて、一気に卓球界の重鎮メディアにのぼりつめたラリーズ。最初はYoutubeに大会動画を流す程度の存在だったけど、今や毎日のように記事を多数のWEBポータルに配信する大型メディアになってしまった。
運営は「株式会社ピンポン」。
選手の幼少時代のバックグラウンドが知れる貴重なインタビュー記事が面白い。Tリーグなどの速報記事も。
記事の質という観点では、卓球王国に比べるとちょっと「浅い」のが玉に瑕。配信記事数が多いためにおそらく卓球未経験者のライターを雇っているっぽい。特にTリーグ記事はちょっと・・・と感じるものが多数。
ラバーなどの紹介記事も、未経験者ライターさんがネット情報を継ぎ接ぎしているのが丸わかりなのがたまにある。これとか。
新興メディアなので綻びはまだ目につくけど、全体的に頑張っているサイトで、卓球界への貢献度が今うなぎのぼりなメディアの1つ。めちゃくちゃ応援してます。
【速報】ディグニクス05発表。耐久性、回転、スピードがテナジー05よりアップ。
最初にディグニクス05まとめ:
・ディグニクス05が2019年4月1日より発売
・テナジーより硬くなり、耐久性はちょっとアップ
・Amazonでは8600円程度で送料無料
・他のショップの実売価格は9000円台になりそう
バタフライから「ディグニクス05(Dignics05)」が発売されます。このブログでも何度がお伝えしていたように、スプリングスポンジXが搭載されたテナジーの改良版です。
テナジーの中でもっとも人気のある「05」と同じ粒形状を使い、スポンジはテナジーよりも「より回転がかかり、よりスピードが出る」ものになったようです。
同じ角度で打った場合、テナジー05よりもディグニクス05の方が弧線を描き、さらにコート深くにボールが入るようになるとのこと。しっかり回転かけないとオーバーすることもあるのかな?
プラスチック時代になって回転がかかりにくくなったことを補うどんぴしゃの改良ですね。さすがバタフライ。
スポンジは「トクアツ、アツ」のみ。
ディグニクス05の発売時期は「2019年4月1日」
発表当時は「2019年春」でしたが、2019年4月1日に決定しました。
ディグニクス05の価格/値段
Amazonで8600円程度、他は9000円超え
気になるディグニクス05の値段。バタフライのラバーはオープン価格(定価がない)ので実際に売ってるショップを調べてみました。
Amazonでは3月17日現在8649円で送料無料。これめっちゃ安いですね。ネットショップでダントツの安さです。自分でラバーを貼れる人はAmazon一択じゃないでしょうか?
2019年3月5日現在、予約を受け付けているショップでは以下の通り。比較対象としてテナジーの値段も掲載しておきます。
ショップ | ディグニクス05の値段 | テナジーの値段 |
ショップA | 9,234円 | 8,359円 |
ショップB | 10,260円 | 7,894円 |
ショップC | 9,180円 | 7,894円 |
(全部税込み)
ショップBはもう少し安かったんですが、いつの間にか値上げしてました。予約がいっぱいになったんでしょうか?おそらく在庫が落ち着けば9000円代になりそうです。
テナジーよりもだいたい1000円程度高いぐらいですかね。
実店舗では10000円いくかも
ネットよりも高い実店舗だと、10000円を超えるかもしれませんね。
両面貼れば2万円。た、高い…。
物がいいのはわかりますが、2万円かあ。
3ヶ月で張り替えれば年間12万円ですよ。
ディグニクス05の性能
スポンジは4度硬くなる
テナジー05よりも「4度」硬くなります。テナジーハードは硬すぎるけれど、テナジー05よりもっと回転かけやすくしたいトップ選手にはピッタリですね。ディグニクス05にガンガン使用者が流れそう。
レベル的にはどうなんでしょう。テナジー05よりも使う人を選ぶ、レベルの高いラバーになるんでしょうか?でも回転は1.2倍ほどかかるようなので、スポンジは硬くなるけどむしろ使いやすくなるんじゃないかと期待します。中級からでも使えるテナジー的な存在ともなれば、市民大会レベルでも使用者は増えそう。
ディグニクス05はテナジーより耐久性アップ?
「スプリング スポンジ」よりも変形しやすく弾性を高めた「#スプリングスポンジX」と、打球時の球持ちを重視し、かつ表面の磨耗耐久性を強化した独自配合のシートを組み合わせた高性能ラバー。
「表面の磨耗耐久性を強化した」ってところが気になります。つまり…長持ちするってこと?財布に優しくなる?
テナジーは高いし耐久性はそんなに良くないってところがネックになって手を出しづらい選手がたくさんいました。若干価格が高くなっても耐久性が上がればコスパも上がるので、使いやすくなるかもしれませんね。
ディグニクス05は水谷などがすでに使用中
水谷をはじめとして、林高遠(中国)、黄鎮廷(香港)がすでに使用中。つまりグランドファイナルで使っていたわけですね。
全日本で水谷はディグニクス05を使ってくるでしょうが、他の契約選手はどうなるんでしょうか?開発段階から使っていたのならともかく、全日本前にいきなりテナジー05からディグニクス05に変更するってことは考えづらいので、様子見の選手もたくさんいそうです。
ディグニクスは05以外には出ないのか?
すでに64と80のITTF公認は取っていますので、もしかしたら今後時間差で発表されるのかもしれません。とりあえず一番人気のテナジー05の改良版ディグニクス05からのスタートのようです。
略称は「ディグ」かな
ディグニクスってちょっと言いづらい。長いし。ディクニクス05・ディグニグス05とか間違えそう。正しくはディグニクス05ですよー。
ネットでは「ディグ」って略されそうですね。テナジーは「テナ」、ディグニクスは「ディグ」。うん、いいんじゃないでしょうか。
以上速報的にお伝えしました。もう少し詳細を掘り下げたらまた記事を書きたいと思います。