張本君敗退を全国紙が報道するところに卓球認知度の高まりを感じる
他にもいっぱい。
13歳・中学1年生の男子が、全日本選手権の、それもジュニアの部のベスト8で敗れただけで全国紙がwebとはいえ見出しで報道するってちょっと前では考えられなかった。
愛ちゃんや石川佳純のときは確かにこのくらいの報道は普通だったけど、それは卓球選手としてではなくて卓球アイドルとしての報道だったんんですよね。
次期エース候補筆頭とはいえ男子の張本君が一般の部ではなくてジュニアで敗れただけで報じるところに、リオオリンピック以降の卓球熱と認知度の高まりを感じます。喜ばしいことです。一般の部じゃないからね、ジュニアだからね。ジュニア男子でこれだけ報道されてるんだからね。
明日(っていうか今日1.19)はジュニアも大詰め、好カードが目白押しです。
特に女子はいいですね。
身長高い本格派サウスポー裏裏対決、長崎美柚vs早田ひなは見ものです!
日本代表サウスポー枠を争って欲しい
自分の勝手な希望というか妄想なんですが。
団体戦って基本3人じゃないですか(世界選手権は5人だけど終盤は事実上3人固定起用なので)。
左ドライブ
右ドライブ
異質
この三人がなんとなく女子の布陣って感じがするんですよ。
今団体戦やるなら愛ちゃんが事実上引退気味なので、
石川 左ドライブ
平野 右ドライブ
伊藤 異質
と見事に役割分担してくれるんですよね。
さて次回2020東京に向けて焦点になるのは石川佳純でしょうか。
全日本では3連覇中、リオの団体戦ではなんと無敗と絶対エースに君臨する石川選手は次回2020の時は27歳。
これを油が乗っている年齢と見るか、若手の突き上げを食らう年齢と見るか。
激しい競争を期待したいので若手からの突き上げを食らっていて欲しい。
サウスポー枠をもっと下の世代の選手が争って欲しい。
その筆頭はやっぱり早田ひなでしょう。
そして、長崎美柚も年齢的に間に合わないかもしれないけども左の本格派として育ちそうな感じがします。
サウスポー女王・石川佳純への挑戦権をかけて高校1年と中学2年の選手が争う。
こんな感じで見ればジュニアの準決勝とはいえ楽しさ倍増ではないでしょうか。
2017全日本卓球ジュニア1/18
男子の最注目・張本君がベスト8で姿を消す波乱。
世界ジュニアシングルス優勝した選手が国内でベスト8止まり。
いかに日本のジュニア層の選手層が厚いかを物語っているんじゃないでしょうか。
男子
●ジュニア男子準々決勝
木造勇人(愛工大名電高・愛知) 3 (7,11,8) 0 五十嵐史弥(遊学館高・石川)
沼村斉弥(野田学園高・山口) 3 (8,6,3) 0 柏友貴(関西高・岡山)
髙見真己(愛工大名電高・愛知) 3 (-6,9,-7,7,9) 2 宇田幸矢(JOCエリートアカデミー・東京)
宮本春樹(愛工大名電高・愛知) 3 (-5,9,5,-8,9) 2 張本智和(JOCエリートアカデミー・東京)
ベスト4に愛工大名電高が3名進出。張本君と並んで優勝候補の二強だった木造勇人は順当に勝ち上がる。髙見君はインターハイの雪辱なるか。決勝で木造vs張本を見たかった気もするけれど、ここは高校生の年長者の意地を見せましたね。
女子
●ジュニア女子準々決勝
笹尾明日香(横浜隼人高・神奈川) -8、11、6、4 梅村優香(四天王寺高・大阪)
加藤美優(吉祥寺卓球倶楽部・東京) 2、2、3 伊藤佑希子(札幌大谷高・北海道)
長崎美柚(JOCエリートアカデミー・東京) -6、2、9、4 塩見真希(四天王寺高・大阪)
早田ひな(希望が丘高・福岡) 5、6、8 木村光歩(山陽女子高・岡山)
男子と違って女子は波乱無く早田ひな、加藤のダントツ優勝候補の二強が勝ち上がる。早田相手には分があった梅村はベスト4ならずで四天王寺は全滅。
去年からは伊藤美誠が出場せず、今年からはついに平野美宇も出なくなってちょっと寂しい。どちらも一般シングルス優勝を狙える力を持っているけれど、平野は結局ジュニアは一度も優勝しないまま卒業かあ。
小学生で注目された木原はベスト8には残れず。卒業後はどこに行くんでしょう?バック粒というスタイルだしエリアカでは無いっぽいけど。