【世界卓球2018】合同チームに勝利して事を丸く収めた日本女子

やってくれました日本女子!

まさかの韓国・北朝鮮の合同チーム結成という事態を、勝利によってうまく収めてくれたと思います
これでもし日本が負けてしまっていたら、確実に問題は尾を引いてしまっていたはず

大会前の合同チームだったら問題はなかった

実際、1991年には韓国・北朝鮮が合同チームで世界卓球団体戦に挑み、中国を破って世界一になったこともありました
未だに語り継がれるアメリカと中国のピンポン外交など、これまで卓球が西側諸国と東側諸国との架け橋になっていた側面はありましたから、大会前の合同チーム結成であればおそらく誰を文句言わなかったと思います

ただ、大会中にチームが合併してしまうというのはさすがに筋が通っていません

国際卓球連盟は悪しき前例を作ってしまったと言えます
今後も大会中に中国と香港や台湾が合同チームを作ったり、ウクライナベラルーシのような旧ソ連諸国が合併したりなんてことも…それはさすがにないか笑

まああんまり色々言ってもしょうがないんですけども、とにかくこの無茶苦茶な状況を日本女子が勝ってくれたことで丸く収まった感が強いです
もし負けちゃっていたらこの超法規的措置に対して批判は更に大きくなったでしょうし、合同チームを作った側も後味が悪くなってたかもしれない
日本の卓球界と韓国・北朝鮮の間にも軋轢が生じていたと思います

石川佳純vsキムソンイ

いやあ感動しました
www.youtube.com


リオ女子シングルスでキムソンイに敗れて悲願のメダルを逃した石川だけに、試合前のコメントを見ていても超気合入っているのはわかりました
そんであの試合ですからねえ
夜だけど友達と思わず大きい声で応援しちゃいました

最終ゲームだけで3度のエッジ
さらにキムソンイの本当にカットマンかよというえげつない回り込みフォア
石川はよく耐えたと思います

まあ石川が負けたとしてもチーム全体としては勝っていたでしょう
ただ、リオオリンピックの因縁の相手、さらに合同チームというアクシデントも重なった試合のキャプテンですから、もし負けてしまっていたら石川自身大きなダメージを受けていたはずです
これで何もモヤモヤしたものがなく中国戦に挑めるんじゃないでしょうか

中国には勝てるのか

準決勝で丁寧がストレート負けするという衝撃を目の当たりにすると、もしかしたら…という期待が沸々と湧き上がってきています

去年の世界選手権で優勝した後の丁寧は足の怪我などもあり、イマイチ精彩を欠いているように見えます
もしかすると決勝では丁寧はエース2点使いではなく、3番に起用される可能性もあるでしょう
だからといって戦力がそこまで落ちないのが中国の凄みだし、対戦相手としてはつらいところなんですが…

日本のオーダーはこれまでとほぼ同じでしょう
伊藤・石川の2点使い、3番手に平野の布陣

個人的には伊藤・平野の2点使いでもいいんじゃないかと思っています
中国から3点取らなければいけないということを考えると、平野の爆発力にかけるしかないのかなと
ここのところ調子悪かった平野ですけどなんとなくやってくれる気がします

決勝は本日5/5 21:30(日本時間)に開始です
放送は21:00から
歴史的な瞬間を期待して待ちたいと思います!

大会中に韓国・北朝鮮がまさかの南北合同チーム結成

大会中ってところに驚きを隠せません。
世界卓球2018、準々決勝の試合直前に対戦するチーム同士が合併するという珍事が起こりました。

大会前に合同チームならわかります。
この間の平昌オリンピックでもありましたし。

でも「大会中」ってのはさすがに他の競技含めて前例が無いんじゃないでしょうか?
しかも対戦相手が日本なので厄介なことになっちゃった。

戦力は間違いなくアップ

戦力的には間違いなく強くなっています。

韓国側…徐孝元(セオ・ヒョウオン)
北朝鮮側…キムソンイ

このエースカットマン2名は間違いなく出場でしょう。
残り1人は韓国の梁夏銀でしょうか。

(追記:北朝鮮はキム・ナムへ、チャ・ヒョシム、キム・ソンイ。韓国は梁夏銀、田志希がベンチ入り決定だそうです。徐孝元は外れる。合同チームで世界ランクは最高位なのに、本人は納得するんでしょうか?うーん…。)

やっぱり警戒すべきはキムソンイです。
日本の卓球ファンなら誰しもが忘れないリオのシングルス。
石川佳純を初戦で、福原愛を3位決定戦で破って銅メダルを獲得した強敵カットマン。
北朝鮮は国際試合にあんまり出ないので世界ランキングは低いですが、厄介極まりないです。

ただ、日本女子はリオの後にカットマン対策をかなりやりこんできました。
石川佳純もキムソンイにリベンジしてるし、伊藤も上手い。
この2人が2点使いされてる以上は大丈夫だと思います。
勝てるはず。

日本が勝たないと揉める可能性がある

正直言って、大会中にこういうことはやらないほうがいいと思う。
もちろん朝鮮半島の状況が改善すれば日本の安全保障上のネックが1つ消えることになるわけで、それは大歓迎です。
スポーツが平和を演出することもアリなのかもしれません。

ただ、あまりにも超法規的すぎる…だって大会中ですよ。
超法規的措置は100歩譲っていいとしても、そのチームが勝っちゃうと絶対こじれます。

特に対戦相手が日本ということで、もし日本が負けてしまえばこの問題は国内では尾を引きそうです。
ネットを中心に荒れまくるでしょう。
卓球をネタにして荒れているのは見たくないです。

だからこそ日本が勝って、全て丸く収めて欲しい。
そう願っています。

追記:選手や卓球連盟関係者のコメント

宮崎さんも色々と思うところがある模様。

【女子団体】ウクライナ戦の監督・選手インタビュー|卓レポ.com
平野 (統一コリアのことを聞いて)すごいびっくりして、途中でそんなのあるんだと思って。急に仲良くなったんだと思ったんですけど、相手に勝つということは一緒なので明日も勝ちたいです。

石川 大会が始まる前からではなく、いきなりの統一チームということで正直、すごく驚きもあります。(中略)キム・ソンイとの対戦は楽しみにしています。ワールドカップでは勝ちましたが、やはり世界選手権でリベンジしたいという気持ちがあるので、何回やってもリベンジという気持ちで戦おうと思っています

伊藤 明日は統一チームですが、私は楽しみだな、面白そうだなと思っているので、早く試合をしたいなという気持ちです。

3人の個性がそのまんま凝縮されてるコメントになってます。

平野の「急に仲良くなったんだ」ってコメント最高笑。
石川はやっぱりキムソンイを強烈に意識してるようです。ぜひ石川vsキムソンイが見たい。
そして伊藤はやっぱり頼もしい。

この3人ならやってくれるでしょう!

卓球の鬼と呼ばれて。
平野 早矢香
卓球王国 (2017-09-14)
売り上げランキング: 44,165

世界卓球2018をLIVEで見たいなら「Paravi」

今現在男子イングランド戦が行われていますが、地上波BSともに中継なしです。
悲しい。

でも「Paravi」というサイトなら全試合生中継してくれるそう。
2018年4月スタートのTBSやテレ東関係の会社が出資して作られたサービスだそうです。

www.paravi.jp

一部の過去の試合は無料で見られますが、LIVEを全て見るには月額925円(税抜き)。
ただし登録した月は無料お試し期間なので、今登録すると5月31日までは無料!
6月1日になった時点で有料になっちゃいます。

予選も全てLIVEで見たい人は登録してもいいかも。

世界卓球2018、日本は中国に勝てる可能性があるのか?

いよいよ今年も世界卓球の団体戦が始まりました
2000年以降で史上最高との呼び声も高い男女の卓球日本代表

日本代表が中国に勝てる可能性は何パーセントぐらいあるのでしょうか?
50%?それとも30%でしょうか?

現実は厳しい

実際は5%にも満たないと私は思っています
そのぐらい中国の壁は果てしなく高い
団体戦で中国に勝つというのはもはや不可能なんじゃないかと思ってしまうぐらいのハードルの高さです

男子は20回ぐらい団体戦すればもしかしたら一回勝てるかもしれないと期待させられるだけの顔ぶれになりました
なんといっても怪物張本くんの登場が大きいです
これまでは中国から勝ち星を取れる可能性があるのは事実上水谷だけでした
そこに水谷より中国に勝つ可能性がある張本くんが登場したことにより、もしかしたらという期待感を抱かずにはいられません
特に世界卓球の直前に日本で行われたアジアカップで、まさかまさかのファンジェンドンに対しての勝利は驚きました
そのような番狂わせは本番では起きることは考えづらいです
しかし張本くんだったらなんとかなるんじゃないかという期待感はふつふつと湧き上がってきます


それでも勝率は男子で5%、女子はさらに低いと考えています
なぜでしょうか?

平野美宇アジア選手権で中国トップ3を立て続けに破って優勝したあの衝撃的な事件においても、結局その後行われた本番世界選手権シングルスでは丁寧に全く太刀打ちできませんでした。
2016年のリオデジャネイロオリンピックの直前に行われたアジア予選でも、伊藤美誠が丁寧を破っています
でも本番では中国に対して手も足も出ませんでした

いずれも日本選手が中国のトップ選手に勝ったのは7ゲームマッチではありません
5ゲームマッチです
それも世界選手権やオリンピックなどの本番ではなく、そこまで中国選手が気合を入れてない大会ばかりです
本番でしっかり準備・対策をしてくる中国選手には、全く歯が立たないというのが今の現状です

冷静に客観的に今の日本と中国の差を見ると、誰もがこのような結論になるでしょう
そのぐらい中国は強いし圧倒的格上です

ダブルスがあるオリンピックの方がまだ勝ちやすい

世界選手権は5試合とも全てシングルスです
1試合ダブルスがあるオリンピックよりもさらに厳しい
ダブルスであれば日本はスペシャルなペアを出せば、まだ勝ち目はある
例えば女子だったら伊藤・早田ペアなら十分に勝ち目はあります

そこで1点取って、残り2点を平野や伊藤の爆発力にかける
こういう期待ができます
でも世界選手権は5シングルス
とんでもない奇跡が連続で起きないと3点は取れない

だからこそ応援のしがいがある

超悲観的なことばかり書きましたが、絶望的な相手だからこそ応援のしがいもあるんですよね
リオの男子決勝vs中国戦は本当に熱かった
水谷がシングルスでキョシンに勝った時「ダブルスさえ取れば金もあるぞ」と日本中の卓球ファンが白熱したはずです

たとえ負けるにしてもいつものように0-3で負けてほしくはない
2020年の東京オリンピックにつながる1点でも2点でも欲しい

そのぐらい2020年の東京オリンピックは特別です
張本や平野・伊藤・早田などの若い世代が、今以上に伸び代を持って迎えられる地元開催のオリンピックです
ここで勝たなきゃもう2度とこんなチャンスは来ないんじゃないかと思えるぐらいのビックチャンスです

まずは決勝に進出してもらって本気で中国を焦せらせるような熱い試合をしてほしいです
頑張れ日本!

「5枚合板にしては飛ぶ」って?

「5枚合板にして飛ぶ」とか、「7枚合板にしては柔らかい」とか。
そういうのラケットのレビューでよく見かけますよね。

あれ、個人的には非常に疑問を感じています。
まあ自分もたまにそういうこと書いちゃうんだけど。

5枚合板だから柔らかくて飛ばないとかっていうのは、もう20年前ぐらいの感覚なんじゃないのと思うんですね。
例えばSTIGAだったら5枚でめちゃくちゃ飛ぶやつっていっぱいあるじゃないですか。
STIGAの7枚合板の代表的な物っていったらクリッパーウッドがありますけど、あれより飛ぶ5枚合板って STIGA自体がいっぱい出しちゃってるんですよね。

そんなわけで、5枚だから飛ばないとか、7枚だから飛ぶとか、そういうのってあんまり関係無くなってる時代なのかなって思ってます。
7枚合板の方が接着剤の層が多いのでどうしても硬くなりがちだとか、木の枚数をいっぱい使うから重くなりがちだとか、まあわからなくもないんだけれども。

そういうのって作り方次第で変わるし。
カーボン入ってるから飛ぶとも限らないし。
P900みたいに9枚合板なのに柔らかくてあんまり飛ばないやつとかも出てるし。
そもそも初心者が最も手にとるラケットが7枚のSWATですしね。

もう5枚だからー7枚だからーカーボンだからー、っていう括り方はちょっと古いのかな。

BSジャパンの卓球ジャパン!がリニューアル。期待。

BSジャパンテレビ東京系のBS)で放送されている、「卓球ジャパン!」が土曜日22時に移動してリニューアルするそうです。

www.bs-j.co.jp

出演者:
武井壮平野早矢香、鷲見玲奈(テレビ東京アナウンサー)

www.youtube.com


これは絶対面白いでしょう!


初回の番組内容はこちら。

今回のメイン企画は『過去の名勝負をDEEP解析!卓球NIPPONの未来を占う!』。
プレーのテンポが速いがために通常の中継では伝えきれない部分を出演者たちが思う存分語り尽くす。これを見れば「卓球の深みと面白さ」が分かるはず。このOAでは男子日本代表の今後を語る上で外せない「運命の一戦」を取り上げる。

最後の一文が気になりますね。

「男子日本代表の今後を語る上で外せない運命の一戦」ってのは、いったいどの試合のことなんでしょう。
自分の予想では全日本か世界卓球の水谷vs張本君かな。

平野さんや毎回のゲスト(初回は吉村真晴)が、試合を見ながら技術解説するんでしょうか。
めっちゃ贅沢な番組になりましたね。

視聴率が求められる地上波と違ってBSなので、それなりに長く続いてくれる番組になると思います。
期待。

【2018年トレ球事情】ワールドコネクトの登場で激変するかもしれないトレ球の状況

学生さんやガチクラブの練習に欠かせない「トレ球」。

プラ切り替え後のトレ球事情は本当にひどかった。
まさに高かろう悪かろう。

そして2018年現在。

ようやくトレ球の状況も好転してきた感じがあります。
現在のトレ球事情をまとめてみました。

注目は何と言ってもワールドコネクトです。

トレ球名 1球あたりの定価
ワールドコネクト 50円 A-
ニッタク Jトップ 100円 A+
TSP CP40+ 65円 B-

※価格は10ダース、あるいは100球定価から算出。税抜。

台風の目となりそうな「ワールドコネクト」

f:id:PingPONG:20180331001648p:plain

まだ一般発売はしていないトレ球で、本当はこの記事の最後に取り上げる予定でしたが…。
このトレ球がもしかしたら今後主流になるかもしれないので最初に持ってきました。

ドニックの日本代理店が新しく2018年から取り扱うようになった、中国のメーカー「ワールドコネクト」。
ここのトレ球が凄いと多方面で話題になってます。

展示会〜ドニック編〜 | 卓球王国BLOG | 台隅をつつけ! | ゆう

ABS樹脂を使ったニッタク系のボールです。
硬めで台についた時のブレが少ない。
Jトップにすごく似ていて、若干ボールの重量があるかなと感じるくらい。打ち合いはズシッときます。
でもボールが肉厚なので、本当にぶれない。トレ球としての性能ではJトップに次ぐレベルです。

なにより、価格!
100球5000円、つまり1球50円

これは超期待ですよ!
どこの卓球ショップのブログでもかなり絶賛されてる。

「Jトップには及ばないけど、そこまで遜色なくて、CP+40よりは明らかにいい」って評価が多いです。
本当にいいみたいです。

ニッタク系ABS樹脂で50円は凄すぎる。
実売だと40円程度でしょうか。

いつ頃に一般発売するんでしょうか?
公立中学卓球の顧問の先生にとっては救世主的な存在です。
もう部費のやりくりで悩む必要はなくなりそう。

トレ球の王様「ニッタク ジャパントップ トレ球」

f:id:PingPONG:20180330234818p:plain

通称Jトップ。
ニッタクの3スターと打感が似ていて、精度もかなりいいトレ球です。
一般的な中級レベルだと、1球練習でも全然使えるんじゃないでしょうか。

その分高い。
10ダースだと1球100円(税抜)。

普通の公立中学校の部活ではなかなか使えません。

価格破壊の先陣を切った「TSP CP40+トレーニングボール」

こっちでも書いたTSPのトレ球。
pingpong.hatenadiary.jp

10ダースで1球65円(税抜)。
元々はもっと高かったんですが、2018年2月の価格改定でかなり安くなってきました。

品質的にはJトップよりは落ちます。
1球練習は嫌。
それでも昔の中国製TSPプラトレ球に比べればだいぶいい。
ニッタク系に打感も近づきました。

本当はこのトレ球が今年の主役になりそうでしたが、冒頭のワールドコネクトの登場で雲行きが怪しくなってきました。

今後は「Jトップ vs ワールドコネクト」になる?

以上、3つのトレ球を紹介しましたが、
ワールドコネクトへの期待感が隠せない記事になってしまいました。

トレ球の中で最も安くて、Jトップに次ぐ精度と打感ときましたからね。
普通に考えたら売れまくる気もしますが、扱う国内の代理店がちょっと弱いのでどのぐらい実店舗に並ぶかは不明です。

中国製ということで、正直不安もありますが、多くのショップや卓球王国用具担当が絶賛してるんだから、コストパフォーマンス的にはかなりいいんでしょう。
早く一般発売して欲しい!

ワールドコネクト、TSPのCP40+のような低価格トレ球の影響を受けて、ニッタクJトップもそろそろ値下げしてくれないかなと期待してます。
10ダースで1球80円にまで落ちてくれれば実売60円台に…。

以上、2018年3月現在のトレ球事情をまとめてみました。