読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

セレロウッド(CeleroWood)とFORTIUS FT ver.D

気になるラケットが2つ。

Stiga セレロウッド(CeleroWood)

CELERO WOOD | STIGA Table Tennis

f:id:PingPONG:20170523130156p:plain

  • インフィニティVPSを大人しくしたような感じ
  • オルエボからのステップアップに良さそう

こんな感じの声がささやかれるStiga期待の5枚合板新作ラケット。
ダイヤモンドタッチ加工が施されているので、恐らくオルエボよりはだいぶインフィニティに近い気がする。

Stigaのスペックはこんな感じ。

CONTROL: 74
SPEED: 95

f:id:PingPONG:20170523130924p:plain

中央左側の赤丸がセレロウッドの位置。
こうやってみるとオルエボよりも少し固くした程度で、弾みはインフィニティやクリッパーよりちょっと落ちる程度なんですね。

続々・展示会はスティガへ | 卓球王国BLOG | 台隅をつつけ! | ゆう

  • インフィニティをもう少し大人しくしたブレード
  • インフィニティは5枚合板なのに硬くて弾きすぎてしまう。セレロウッドは少々寛容になっています。しかし、インフィニティ的攻撃時の弾み、飛距離、ボールの重さを維持。
  • (板厚は) 5.5mm
  • 数字ではローズのほうが弾みますが、セレロのほうが板厚が少々あるので、ミートは弾みます

とのこと。

これは期待!薄いぞ!

クリッパーは厚すぎて表みたいに弾く人とか上級のドライブマンににはいいかもしれないけど中級レベルのドライブマンにはちょっと辛い。セレロウッドはそういう層にどんぴしゃっぽくて良さそう。見た目も落ち着いてて好き。RTRとかちょっとねえ…。

ちなみに7月からは長らくStiga製品を扱っていた代理店のユニバーではなくてStigaが直接日本市場を管理するらしいです。多分このタイミングでセレロウッドも発売なのかな。

価格予想ですが、インフィニティVPS(12,000円)よりちょっと安い程度でしょう。10000円を下回る事は無さそう。

FORTIUS FT ver.D

f:id:PingPONG:20170523132003p:plain
products.mizuno.jp

ミズノの看板ラケットFORTIUS FTに新ラケット登場。
16,200円と、そこそこ安くて高性能な木材ラケットっていうFORTIUS FTのイメージをぶっ壊してきました。

ってことで表面の板の色が違うのは染色だそう。
7枚+2枚素材とのことなのでFTの構成のどこかに素材を入れただけなのかな?

徐々にFORTIUS FTラインナップも増えてきましたが、オリジナルぐらい評価を受けているラケットが出てこないですね。一時期はスワットのような存在になるのかなと思ったんですが…。スワットはオリジナルは相変わらずバカ売れで、他の派生ラインナップもそれなりに売れてるんですがね。

2017世界選手権男子シングルス日本代表について

www.ittf.com

ITTFのサイトに2017年世界選手権男子シングルスの出場5枠について歯に衣を着せない毒舌な意見が載っていたので紹介。とは言え私の英語力は中学生レベルなのでしっかり読み切れていない箇所もあるのでご了承ください。

日本男子シングルス出場5選手は以下の通り。

水谷
丹羽
松平健太
村松
張本

まず水谷、丹羽については全く文句なしの選出と述べた上で、松平と大島祐哉(世界選手権出場枠を決める大会の1位と2位だった)のどちらかでも正しい選択肢だが、松平は調子の悪い時は世界ランク150位以内の選手の誰に負けても不思議では無いが、調子のいい時はトップ5の選手にも自分のプレーを押し付ける強みがあるので、松平健太は正しい選択だっただろうと述べている。

そして、村松と張本については選出に疑義を唱える論調だ。

まず村松は2016年末の世界ランクで自動的に選ばれているが、これは早すぎたと述べている。2017年に入ってからの村松の戦績を見ればそれは一目瞭然だと。さらに中国選手相手にゲームを取れる可能性が全くないじゃないかと厳しい言葉を投げかけている。

張本については「若さ」を重視して選んだ日本協会にクエスチョンマークを投げかけている。2020年東京オリンピックを意識して若い選手を選んだのだろうが、17歳の選手を日本が本当に代表に選ぶのだろうか?という感じ。

で、最後に吉村真晴が選出されてないぞと。村松・張本よりも吉村を選ぶべきだったという感じで記事を締めくくっている。以上です。

初心者向け卓球ラケットは何がいいのか

今年も4月が来ました。
オリンピックの影響で卓球部に入部する新入生も増えるんでしょうか?

卓球は道具の影響が極めて大きいスポーツ。
初心者向けのラケット選びに失敗すると何年もそれが尾を引くとも限りません。

親御さんは慎重に選んであげてほしいです。

初心者ラケット選びの鉄則

ラバーは消耗品なので定期的に張り替える必要がありますが、ラケットは基本的には中学3年間使おうと思えば使えます。
なのでラバーはともかくラケットは慎重に良いものを選んでほしいですね。

鉄則1:安物は買わない

定価5000円以上出せばトップ選手でも使える素晴らしいラケットがゾロゾロあります。
逆に3000円台ではあまりにも弾まなかったり、変な打球感のラケットが多くて、練習の妨げになるでしょう。

ラバーと違って何年も使えるものですから、たった2000円程度をケチらないでください。
定価5000円台だと実売は4000円台になります。
これだけ出せば定評のある定番ラケットの選択肢がたくさんあるので、安さに釣られて変な初心者ラケットを買わないようにしてください。

鉄則2:弾みすぎるのは買わない

初心者のうちはボールが台になかなか収まりません。
しっかり身体を使ってボールを飛ばして台に収めるという技術を習得するためにも弾みすぎるラケットは避けてください。

また、弾みすぎるラケットは硬いものが多く、回転をかける感覚を養いにくいです。
柔らかいラケットほどボールをぐっとラケットで掴んでくれるのでそのぶん回転をかけられる時間が長くなるんですね。

手打ちではなく身体を使った打ち方を覚える。
しっかり回転をかける打ち方を覚える。
この2つは初心者の初期設定としては非常に重要。
弾みすぎるラケットを最初から使わない方がいい理由がここにあります。

鉄則3:ペンではなくシェークにする

これはペン愛好家の人のは怒られるかもしれませんね…

でもね、今の卓球はシェーク全盛なんですよ。
ペンで6年間やった人が大人になって卓球再開してシェークに転向する人だっているぐらいなんですよ。

なぜシェークがいいのかを書くとペンの人から反発されそうですが、
・バックの技術が多彩
・シェーク人口が多くて周囲に参考になるプレイヤーが多い
・単純に打ち方や道具がかっこいい
まあ諸々です。

中学の部活では「他校のペン対策」をするために部内にもペン要員を置こうとしますが、お子さんが運動神経があるならばシェークにした方が無難です。

重すぎるラケットは買わない

ラケットは木材で作られているのでどうしても重量の個体差があります。
中学生が使うなら重すぎるラケットはNG。
男子でも90gは超えない方が無難ですね。

重すぎるラケットはしっかり振れなくなります。
また手首などを痛める原因にもなりやすいので重量は80から85あたりが無難です。

女子はもう少し軽くてもいいけれど、あまり軽すぎるとそれはそれで弊害が出るので難しいところ。
できれば卓球ショップに行って重量を計りながら店員さんと相談して決めてほしいですね。

グリップはフレアが無難

ラケットのグリップ部分の形状は代表的なものだとフレア(FL)とストレート(ST)の2つがあります。
現在の主流は断然フレア。
手の小さな中学生でも握りやすい形状ですし、圧倒的にフレア率が高いので人のラケットを借りるときもスムーズに対応できます。
ストレートの良さも色々とあるんですが、ここはフレアにしておきましょう。

初心者ラケットのお勧め

・スワット(TSP)
・コルベル(バタフライ)
・オールラウンドエボリューション(STIGA)

個人的にはこの3つをお勧めします。
最初の一本目としては過不足無いです。

スワット(TSP) 5200円

f:id:PingPONG:20170523160457p:plain
スワットは卓球雑誌・卓球王国が発表しているラケット売上げランキングで何年も1位を独占しているモンスターラケット。
初心者から世界選手権出場選手まで幅広い層が使っている7枚合板です。

癖が無く、軽く、そして何と言っても安い!
実は値上げする前は4000円台でした。

重心もグリップ寄りなので細かい技術を覚えやすい、切り返しやすい、実重量より軽く感じる。
迷ったらこれをとりあえず買っとけば間違い無しの初心者にとってのスーパーラケット。

コルベル(バタフライ) 5500円

f:id:PingPONG:20170523160435p:plain
何十年にも渡って受け継がれてきた定番のラケット。
しっかりとした打球感で正統派両ハンドドライブ型に育って欲しい男の子には是非。

現在のモデルは裏にピンクのホログラムが入ってて中学生受けもしそうです。
高騰化を続けるラケット界にあって5500円を貫き通す異例のラケットです。

欠点としては中学生にはちょっと重い。
買う前にかならず重量を確認して、90gオーバーは避けるようにしましょう。

オールラウンドエボリューション(STIGA) 6900円

f:id:PingPONG:20170523160408p:plain
今をときめく平野美宇が長らく使っていたオールラウンドエボリューション。
通称オルエボ。
ちなみに去年引退した平野早矢香も使っていました。

こちらもコルベルと並んで王道の5枚合板として初心者から上級者にまで愛された一枚。
しかし価格改定でちょっぴりお高くなってしまいました。

欠点としては海外メーカーのラケットなのでグリップが若干太めってところ。
普通のフレアグリップは中学生には少し太いかもしれません。
その場合はスリムフレアという細いグリップもあるので店頭にあれば実際に握ってみてください。


とりあえず以上!
追記するかもしれません。

androのラザンターの評判やいかに

ラザントシリーズを廃盤にしてまでも発売したandroのフラッグシップラバーの「ラザンター」。

pingpong.hatenadiary.jp

ここで自分が書いた予想は見事に全部裏切られましたね。
「ヴェガに対抗できるようなスピン系テンションを定価4000円前半で出すんじゃないか」なんて書いてた自分が恥ずかしくなります。

むしろ定価は6000円オーバーとさらに高くなってる。

定価4000円のスピンテンション市場は売れ筋

「定価4000円程度のスピンテンション」ってのは超売れ筋なんですよ、今の日本では。
だって用具って圧倒的な競技者を誇る中高生にどれだけ売れるかで決まるでしょ?

andro張ってるのは大人の用具マニアだけ。
中高生のスピンテンションならヴェガが圧倒的に多く、レベル高くなるとファスタークやv15が増えてくるイメージ。

だからここを狙ってニッタクもファクティブっていう4000円スピンテンションを投入してきた。
これは指導者層にも受けが良さそうで売れるんじゃないですか。
ヴェガヨーロの対抗馬になりうるでしょう。

なぜandroはこの市場に参入しないのか。

androは日本国内向けにラバーを作っているわけじゃない

ようするにandroって日本国内のニーズに対してラバーを作ってないんでしょう。
なんたって本社はドイツの卓球ショップなわけだし。

いくらTSPが代理店とは言えヴェガを作っているのは韓国のXIOM。
このメーカーのラバーが初中級に爆発的な人気を博してるという事実を踏まえて、androもそのポジションを狙ってくるんじゃないかと思ったんですけどね。

とにかく今のandroって知名度無いに等しいですよね。
たまに中高に行くんですがandro張ってる子なんてほとんど見たことないです。

実売3000円台でスピンテンション出せばある程度は売れるし、ブランド力も高まるし。
良いことだらけだと思ったんですけどねえ。

評判はどうなんだ

まあ話逸れましたけど、別に中上級向けの実売5000円付近のラバーに特化するのは別にメーカーの勝手なので自分がとやかく言えることじゃありません。

でもね、肝心のラザンター自体が正直評判がいいようには見えないです。
WRMがかなり煽って宣伝してましたけど。

elevenam.club

コメント欄まで含めて不満爆発。
WRMはandroの重要販売チャネルだし、別にandroの宣伝するのはいいんですよ。
ステマなんかじゃなくて普通の営業活動です。

でもあまりにも売り文句が強すぎるんですよね。
「ラバーの革命」「テンションラバー以来の発明」はちょっと言いすぎでしょう。
それはいくらなんでもバタフライに失礼だ。

ただショップによると評判は上々だと(ラバーごとの売上比率が書いてあってこれはいい資料)。
アンドロの「ラザンター」ですが、... - トランスポーツ楽天市場店(卓球用品、スポーツ用品、他。卓球ラバーは送料無料。) | Facebook


どうなんでしょうね。
まだ使ってない身でアレコレ評価できないので歯切れ悪い記事になっちゃいました。

10分にも及ぶ歴代最長ラリーと女子カットマンの試合が長すぎ問題

10分にも及ぶ過去最長のラリーが2017カタールオープンで繰り広げられた。

「10秒でも十分激しいのに10分!?それは凄い!」

…などと卓球愛好家で思う人はいないでしょうね。
ああ女子カットマン同士の試合なんだろうとすぐに見当が付くからだ。

ダイジェスト版
www.youtube.com
フルバージョン
www.youtube.com

カットマンも卓球の多様性を支える重要な戦型だし、対戦してて楽しいと感じるのは確か。
でも女子カットマンの試合のこういうのは正直どうなんだろうと思っている人は多いのではないか。

「選手は命がけでやってる」「人を楽しませるために選手は試合をやっているのではない」という考え方も深く頷く一方で、フルバージョンの後半などを見ると試合をしているようには見えない。ただの練習、それも強度の低い練習のようだ。コメント欄でも「よく訓練されたアマチュアチームのウォーミングアップを見ているよう」と言い得て妙なものが見られる。

試合時間が長い

まあ見てて面白いかどうかはさておき、試合時間が長くなりがちなのは各種大会でも問題になったりする。
特に女子カットマン同士の試合はいつまでも攻めない。
男子だとメンツとか色々と考えるのか、ダラダラせずにどっかで攻守問わずバシッと打ちたがってそこでラリーが途切れる。
あるいは中学生とか地区大会ぐらいのレベルだと技量的にそんなに続かないので適度に途切れる。

でも県大会上位や全国クラスだと、続けようと思えばいくらでも続けられるので女子はいつまでも終わらない。
そのテーブルだけ試合時間が伸びてしまって全体の進行に影響が出始めちゃうこともしばしば。

選手を責めるつもりは全く無いけれど、たまに運営側の苦悩を目の当たりにするとどうにかならないものかと思案してしまう。

androのラザントが全て廃盤という衝撃的なニュース

ティザー広告のように「重大発表」を予告していた、国内でも一部熱狂的ファンのいたドイツの卓球用具メーカーandroからなんと主力ラバーシリーズであるラザント(Rasant)シリーズが全て廃盤になるという衝撃的なプレスリリースが出された。

http://www.andro.jp/?post_type=event&p=3956
f:id:PingPONG:20170201114420p:plain

マジですか…


ラザントと言えばandroの屋台骨を支えている主力ラバーシリーズ。
ぐっちぃ氏のWRMが一押しすることで初中級の卓球マニアの間で支持されてきた。
まさか全て廃盤になるとは予想だにしていなかったので驚き。

もしこのままラザントの後継が出ないとすると残るはプラクソンシリーズのみとなってしまうわけで、ちょっとandroのラバーのラインナップは歯抜けどころかガタガタになってしまう。

おそらく後継が出るのだと予想されるがどうなのだろう。
続報があれば更新したい。

以下どんどん更新中。

後継ラバー「ラザンター」発表

ラザンターという名前で後継シリーズが無事に発表された模様。
いや驚いた。ラザントが売れなさすぎてandro国内撤退か!?ぐらいに思ってしまいました。早とちり。

しかしこのネーミングはどうにかならないのか。
似すぎてませんかね。

ぐっちぃさんとandro社長さんとの小芝居

WRMと言えばandroにとって最重要の広告チャネルみたいなところがあるのでぐっちぃさんがラザントの廃盤および新シリーズのラザンターの存在を事前に知らなかったはずは無いんですが、まあその知らなかったという設定でandro社長のジョージさんと電話で話すという小芝居。

www.youtube.com

ラザンターは2/7、2/8に卓球業者限定の試打会が行われるので春からの発売を前にレビューは見る事ができそうですね。
性能的にはラザントに比べて落ちるという事は無いでしょう。性能アップは間違いありません。

一番の問題は価格なんですよね。
正直ラザントは高すぎました。

トップ選手はあまり使っておらず、一般のアマチュア愛好家にとっては性能が未知数にも感じるラザントにそのお金を出すんだったら、トップ層にも定評があるファスタークとかにするよね、みたいな空気は確実にあったと思います。だからラザント使ってるのは日本では一部の中級のマニアに留まっていました。

TSPが取り扱っているとはいえXIOM(エクシオン)という一般的には認知度の低い韓国メーカーが作っているVEGA(ヴェガ)が初中級に爆発的に売れて地方の指導者からもマークVを差し置いて新入生に勧められるぐらい定着し、卓球王国の用具ランキングに確実に乗ってくるのに対して、androラバーが全くランクインしないのは何よりもまず価格の問題があったでしょう。プラクソンは安いけどスピード系テンションだし。スピンテンションで安いってのはそれぐらい大正義だった。

ということで「スピン系テンションで、最新のドイツ由来の技術を取り入れたラバーを、ヴェガに対抗できるだけの価格で出す」。
andro的にはこのような思惑があり新シリーズへの切り替えを断行したと思われます。

なので、少なくともラザンターの中でも初中級ターゲットにしたラバーは定価4000円台の前半で出してくるんじゃないかと。
中上級ターゲットレベルはエクシオンのオメガと同じく定価5000円超えてもいいと思うけど、とにかく初級レベルから使えるスピンテンションを実売3000円台半ばで出さないと、androラバーは今後も一部のマニアにしか受けない日陰な存在のまま。

さてどうなるか。
全ラインナップが定価5500円とかだと個人的にはずこーってなります。
旧ラザントビートあたりのラザンター版は絶対にヴェガDFと同じ定価4200円ぐらいで出さないと。

突然消えてしまった愛ちゃんに思うこと

リオオリンピック後に結婚を発表してそのまま卓球界からフェードアウトしてしまった愛ちゃんだが、出産後にママさんとなって現役復帰する意向を表明した。出産後に復帰して世界トップ10に入るぐらいに力を戻した選手っているのだろか。ちょっと記憶に無い。

2014年には骨折で公式戦から半年離れていたこともあるので、長期離脱でも競技復帰できると考えているのかもしれない。が、今の日本女子の豪華な顔ぶれを見ると2年後ぐらいに愛ちゃんが復帰したとしても3人枠はもちろん5人枠の代表を勝ち取るレベルに戻ることはちょっと考えづらい。

リオオリンピックではシングルス2枠に入った愛ちゃんだったが、あくまで2015年9月時点での世界ランキングで日本2番手であったという話であり、リオ本戦の時点で急激に力をつけていた伊藤美誠とどちらが力があったのかはわからない。あるいはサポートメンバーの平野美宇と比べてもどうだったか、という見方すらもできるだろう。

だからこそ先日の全日本までは一線で現役を続けて、伊藤・平野ら黄金世代の挑戦を受けて欲しかった。
というか、そうなるものだと思っていた。

しかしリオが終わってすぐに競技から離れたのは意外だったし、突然日本の卓球界から愛ちゃんがいなくなったことの喪失感というか、いや喪失感をさほど覚えないぐらいひっそりと姿を消してしまった事を自分は残念に思う。華やかな結婚会見はもちろん見たのだけれど、それを踏まえても自分の中ではいつの間にか愛ちゃんがいなくなった感じがしてならない。

だって、愛ちゃんである。
あの愛ちゃんである。
小学校に入る前からみんなが知っている愛ちゃんである。

サッカーで言えば中田とかカズとか、野球だったらイチローみたいなものである。
そういう選手がいきなり競技の一線を退けば卓球界全体として喪失感は覚えるには当然だろう。
いつも居た選手が居なくなるのだから。

愛ちゃんはサッカーにとっての中田・カズや野球のイチロー以上に、卓球という競技に限ればダントツで立役者だ。スーパースターだ。
愛ちゃん無くして今の卓球界は無いと言ってもいい。
その福原愛がいなくなっても特段何も変わらず卓球界が前に進んでいることに驚きを感じる。

ようするにそのぐらい今の卓球界、特に女子は充実している。
愛ちゃんが居なくなってもあまり影響が無いぐらいに充実した陣容を誇っているということなのだろう。
女王石川、次期エース候補の平野・伊藤の3人を軸として、虎視眈々と早田浜本加藤佐藤橋本も東京枠3つを狙っている。

男子で水谷が引退したらぽっかり穴が空くのとは違って女子は愛ちゃんの人気・実力を埋めるだけの陣容が揃っているということなのだろう。

それでも全日本で見たかった

でも、愛ちゃんにはリオの後すぐにフェードアウトするのではなく、全日本まではコンディションを保って石川や黄金世代とのケリを付けてから結婚生活に入って欲しかったと強く思う。恐らく優勝は厳しかったかもしれない。でもそれでいい。できれば平野・伊藤あたりと対戦して次の世代への引き継ぎのようなシーンが自分は見たかった。

これはもちろん個人的な願望・わがままです。
そうあるべきだ、なんてとても言えない。
サンデーモーニングで張本さん当たりは「そんなんじゃ駄目だ!」とか言いそうだけど、そりゃ余計なお世話ですよ。
あれだけ卓球界のために犠牲を払ってきた愛ちゃんの人生だから好きにやって欲しいし、今後の人生の方が長いんだし、男と違って女性は出産と激しい競技の同時進行は無理なんだし、本人と家族で話し合っての結論なのでしょう。


でも、上で書いたような寂しさを覚えるのも事実なんですよね。
今年の全日本で愛ちゃんを見たかった。